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- 2016.09.17
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中庭のある橋本の家と西年貢の家。
中庭のある橋本の家(会津若松市)と西年貢の家(会津若松市)の写真です。橋下の家では先週末地鎮祭が、また昨日西年貢の家では上棟式が行われました。
▲橋本の家
この二つの住宅には少し大きめの中庭と多目的ピロティをご提案しました。ピロティという空間を初めて世に知らしめたのはフランスのサヴォア邸。コルビュジエ設計のこの個人邸は世界的名建築です。我が国でもピロティ形式採用の建物があり、丹下健三設計の広島平和記念資料館、東京都庁舎の渡り廊下、菊竹清訓設計の東京都江戸東京博物館などがあります。
▲西年貢の家
ピロティは、巨匠コルビュジエが生んだ近代建築形式で多くの建物に採用されました。コルビュジエはヨーロッパを始めアメリカ、インドなど世界各地にピロティのある建築を残しました。日本では東京上野の国立西洋美術館が世界遺産となり業界内外で再注目されています。
このようなピロティを採用した二つの住宅。住みごたえのある家になることでしょう。
- 2016.09.05
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花畑東の家、外壁工事。
私の車の温度計が38.0度と表示された今日の会津若松市花畑東では外壁左官工事の仕上げ作業が行われました。この材料は、作業する際の天候や気温などの影響が大きく気難しい代物です。これは、自然素材天然素材に共通するところですね。
屋外の足場解体は9月中旬です。
- 2016.09.02
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花畑東の家、階段加工の様子。
花畑東の家の階段を工場で加工していました。お昼休みにパチリと、写真を撮りました。ヤマヨシの完成見学会に参加されたご家族なら目にしたことがあるかと思いますが、ぶ厚いムクの一枚板、いや一枚板というよりは木のカタマリがドンっと階段室にある姿を目にしたことがあると思います。
「うわー、手間かかっているなー・・・」っと、我ながら感じたところでありました。
参照1 桜町の家 http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20160520/index.php
参照2 材木町の家 http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20130501_zaimoku/index.php
- 2016.08.31
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取材のご協力ありがとうございました。
先週、北会津の家において住宅雑誌の取材がありました。ご家族のみなさま、取材陣のみなさま、貴重なお休みの日にご協力いただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。さて、今回のご家族との出会いは7年ぐらい前になるでしょうか。ここでは具体的に述べることは控えますが、この7年、本当に色々な出来事が、この家族の周りには起こりました。出来事が起きたその時どきに、何時間も話しました、時にはお酒を呑みながら。家族のこと、子供のこと、夫のこと、妻のこと、趣味のこと、今までのこと、これからのこと。何時間も話をしました、何時間も話を聞きました。ですので、この家族のことは設計士としては、良く把握していたと自負していました。そんなことで、今回の家族には、中庭と土間がある住宅をデザインし提案した訳でしたが、しかし、良く把握している「つもり」だったようです。
夏休みの引渡しからまだ1ヶ月弱、まだまだ生活が落ち着かず、住空間もしっくりこない時期のはずだろうと。ところが、ちゃんと暮らしていたのです。いえいえ、ちゃんと暮らしていたのではなく、私の想像を超越した暮らしぶりがそこにはありましたし、感じ取ることができました。特に私が着目したのは「台所」。私は大の料理好きで料理道具好き。陶芸家や作家との付き合いもありそれなりに目は肥えているつもりでいましたが、素敵な台所道具がそこらじゅうにあるではないですか。それらは簡単に手に入る道具ではなく、一つ一つ、道具作家の元へ足を運び、入手したのだろうと推測ができます。メデイアに影響されず、自身の感性の赴くまま手にした「用の美」。https://ja.wikipedia.org/wiki/柳宗悦
生活をしていない人、暮らしをしていない人はこの世にはいませんし、その人の生活や暮らしに点数をつけることもできません。私がいいなと評価しても、他人にはいいなと評価をもらうこともできませんが、この家族は、日々の生活をより良くするためにより深いところで思考しているのだろうと見受けることができた1日でした。
- 2016.08.23
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私もあやかりたい。
今日は、今朝の新聞記事をご案内いたします。
・・・日銀のマイナス金利導入から半年。空前の低金利を背景に、住宅ローンの借り換えブームが今も続く。銀行も借り換えを機に優良顧客を取り込もうと優遇策を競う。すでに低金利だった2年前のローンでもメリットはあるのか。記者も窓口に足を運んでみた。「本日はご相談のお客様でいっぱいです。」8月上旬、住宅ローンの過熱もおさまっただろうと三井住友信託銀行に予約なしで相談に行くと、いきなり出ばなをくじかれた。10年固定金利で年0.35%と軍を抜く低金利だけに窓口の混雑ぶりは激しい。女性行員が追い打ちをかける。「有志の審査に1カ月以上かかる場合がございます。」気を取り直し、三菱東京UFJ銀行に向かった。同行は21〜35年の超長期固定金利で1%未満だ。行員に試算してもらうと思わず目を見張った。総支払利息は諸経費を除いても200万円以上減っていた。記者は2年半ほど前、2%程度の固定金利と変動金利のミックスローンを借り入れた。当時も超低金利と言われ、ずっとお得な金利で借りたと思っていた。それだけに総支払利息が4割減るという試算は衝撃的。ローンの半分を占める変動金利を固定金利に換えることで金利上昇リスクから解放され、ボーナスまでもらった気分だ。「浮いたお金で新車が買える」。こんな思いも頭をよぎる。住宅ローン特需は借り換え中心で、新規需要を引き出す効果は限られるとの声もある。だが実際に借り換えを経験すると「臨時ボーナス」が個人消費を喚起する波及経路は小さくないと実感できる。・・・
との掲載記事がありました。(2016年8月23日 日本経済新聞 5面 マイナス金利百景より)
私たちの暮らす地方では、記載されたメガバンクは近隣になく、インターネットで確認をするものの、複数の地方銀行へ相談することが主流かと思います。しかし、地方銀行では「右にならえ状態」であり、このような金利による恩恵を受けることは多くはないのが現状です。
「新車一台分か・・・。少し調べてみようかな。」
- 2016.08.12
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西年貢の家、杉床板を搬入。
西年貢の家です。3人の大工さんがフル稼働で2週間くらいでしょうか、ヤマヨシ特製の杉床板が仕上がり、本日現場搬入されました。
住空間の中で人間が長時間にわたり直接触れる床材は、冷暖房設備、窓ガラスや断熱材の性能では得ることができない心地よい体感を得るのに大切なアイテムです。この床板、キズつきやすくメンテナンスもいるけど、それ以上に気持ちいいんだよ。
- 2016.08.09
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花畑東の家、外壁工事中。
花畑東の家、外壁工事が中盤に入りました。近年、住宅づくりで採用される外壁材の多くは、サイディング張りです。その主な理由は多品種・量産化にあります。ヤマヨシでは外壁を2種類ご用意しております。一つは杉板張り、一つはシラス塗り壁です。
ご家族のお好みで選択してもらっていますが、どちらの外壁も、少品種・少量化であり、主流となるサイディングとは対極的なものかもしれませんが、板張りも塗り壁も分厚い歴史があるので、施工方法や維持管理など考えると、これ以上のものは見つからないのでないでしょうか。住宅づくりをはじめて20年が過ぎ、新しいものが必ずしも良いとは限りませんよね。
- 2016.08.05
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木の家
- 2016.07.29
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会津・館脇町の家。
会津若松市館脇町に、新たなヤマヨシの家が誕生します。今回のご家族とは初対面からこの日まで約6年超でしょうかね。私の末っ子と同い年の子供さんがいらしたので、子供の成長などのやりとりのお話が中心でしたが、そこから、デザインの拠り所を何とか掻い摘んで、本住宅のデザインを決めることができました。
随分と長い時間をお待たせして申し訳ありませんでした。これらを住宅づくりで、お答えできればと考えています。
- 2016.07.25
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諸条件に合った使い方によって、最善のモノをつくり出す
先週末、ご家族のご好意のもと、北会津の家で完成見学会を開催することができました。ありがとうございます。さてさて、今回の住まいのデザインコンセプト、まとめてみましょうね。
北会津の家のデザインコンセプトは、「自分で自分の暮らしをつくってみよう!!」です。「なんだそんなあたり前の事、普通な感じだけど・・・」と、みなさんから聞こえてきそうですがはじめてみますか。
話は一旦飛びますが、職人さんは自分自身で道具をつくります。例えば大工さんが用いるノミやカンナなどは、刃先や持ち手などの箇所を自分のクセや体の大小に応じ、基本のカタチからいい仕事ができるように削ったり、切り込みを入れたりしながら、少しずつ自分の体になじむようにイジっていきます。試行錯誤の上、せっかく自分に馴染んだ刃先ですが、四季のあるわが国では湿度や温度など季節による影響も大きく、外的環境も考慮しながら自分に合った道具づくりをおこないます。ノミやカンナには電動工具のような取扱説明書などはなく、仮にもしあったとしても見たところでそれらをハウツー的に修得することは非常に難しいと思います。このことは大工さんの道具に限ったことではありません。要するに、これらの道具は、『諸条件に合った使い方によって、最善のモノをつくり出す』という共通点がありますよね。
ここから本題になりますが、『諸条件に合った使い方によって、最善のモノをつくり出す』ことは、道具に限ったことではなく、住宅にも当てはまるのではないかなと考え、今回のご家族を観察してました。家族と設計者でじっくりと念密に考慮された住宅ではあるものの、道具のお話で触れたようにハウツー的にことは進ず、少しずつ住宅をイジっていくことが住宅づくりのキーポイントになるのではないかなと。申し遅れましたが、住宅をイジルとは、物干し場の位置を変えてみるとか、食器洗いスポンジの置き場を変えてみるとか、枕の位置を変えてみるとか、換気窓の開け閉め時間を変えてみるとか、掃除機掛けから雑巾掛けに変えてみるとか、業者を入れて増改築の工事をすることの意味ではありません。さらに言い換えれば、人間が新陳代謝をおこなうように、住宅も新陳代謝を積極的におこなおうよ、ということのつもりです。
『諸条件に合った使い方によって、最善のモノををつくり出す』つまり『その時々の、自分の、家族の、季節の、条件に合った住まい方によって、最善の住宅を、暮らしを、生活を、人生を、つくろうよ!!』これが今回のデザインコンセプトであります。
また、「この家の玄関はどこでしょうか?』今回の完成見学会で一番多い質問でありましたので、今一度お答えいたします。。特に、住宅展示場を数多くめぐり、既存の住宅づくり本などでをしっかりと学習されてきたご家族は、「玄関らしい玄関」の概念から外れた今回の玄関に困惑したことが質問によって現れたと推測することができました。困惑されたご家族はこんな感じで考えてみると良いかもしれません。例えば、みなさんが思い浮かぶ玄関とはどんな玄関ですか?その玄関の機能や効果は何でしょう?それは玄関以外では困難ですか?こんな感じで掘り下げてみることで、自分が何を要して注文住宅を注文するのか、浮かび上がってくることでしょう。参考になれば幸いです。
最後に、北会津の家のご家族へ、感謝の意を述べ、終わりたいと思います。
「モノだけでなくコトも提案する事ができ嬉しく思います。ありがとうございました。」