風義ブログBLOG

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2016.07.14
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中庭のある家、その3。

会津若松市西年貢に、中庭のある家が誕生いたします。ヤマヨシでつくる「中庭のある家」はこちらで3作目で、ピロテイーに自家用車2台と自転車が収まるところが、従来の2作品と大きく変わります。

小金井の家(中庭のある家その1)

http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20120416/index.php

西栄町の家(中庭のある家その2)

http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20140614/index.php

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今後、みなさんにも新しい生活像のご案内ができれば幸いです。

完成見学会のお知らせです。

http://www.aizu-yamayoshi.com/news/2016/06/-723100019007249001200.php

2016.07.13
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ナン、スープカレー、赤ワイン。

先週末、新築住宅のご依頼を受けましたご家族より赤ワインを頂戴しました。

「よかったらどうぞ。」と控えめなご夫婦。

これからはじまる、「家族とヤマヨシの住宅づくりの証に」と、私は受け止めました。

スクリーンショット 2016-07-13 8.32.24.png

出典:http://www.kirin.co.jp/company/data/marketdata/pdf/market_wine_2015.pdf

近年、わが国のワインの消費量を調べてみると、1972年から右肩上がり。

1970年代は、人々が生存に必要な最低限のものを消費する『労働中心生活』から、生活や暮らしの中に個性や趣味を表現する『消費中心生活』に変化した時代、つまり消費社会が成立した時代といわれています。戦後生まれの団塊世代(1947~1949)が20代となり、就職、結婚、出産のブームに突入、ブライダル産業やベビー市場を創造し、団塊世代が新しい生活像、すなわち『ライフスタイル」を作りだしていきました。ライフスタイルという言語が現在のように一般化できていない時代、新しい家族像つまりニューファミリーの誕生です。

70年代前半には、『あなた』(小坂明子)・・・「もしもわたしが家を建てたなら小さな家を建てたでしょう・・・」、『家をつくるなら』(加藤和彦)・・・「家をつくるなら〜家をつくるなら、草の萌える匂いのするカーペットを敷きたいと思うのであります・・・」など家や住宅づくりに関した歌謡曲が登場します。歌詞の内容が時代のフィーリングに合致したのでしょう、とても話題になったことを記憶しています。

また、この時期、サントリー社は「金曜日にはワインを買う日」とニューファミリー向けのCMコピーを大衆に広めます。このCMでは会社帰りの夫がスーパーの紙袋をかかえ「金曜日には、花を買って、パンを買って、ワインを買って帰ります」と歌い、ニューファミリーを消費社会型家族とし、豊かさのお手本のように仕立てられました。

高度経済成長の初期では、どこかを見渡せば、お手本や目標など、際立った時代でもあったように思われます。カラーTVを手に入れ、車を手に入れ、クーラーを手に入れ、その先にマイホームを手に入れるといった、豊かさの道のりがあったのかもしれません。

ちなみに、戸建注文住宅のピークは1973年でした。

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今日の家族を想いながら、美味しくいただきました。

引用:三浦展(1999),「家族」と「幸福」の戦後史 郊外の夢と現実,講談社

完成見学会のお知らせです。

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2016.07.10
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わが家、模様替え中

週末の夕食後、居間食堂の模様替えとお掃除を家族で行いました。サイドボードを「あっちに」。ソファーを「こっちに」と家族みんなで「居心地の良さ」を検討いたしました。ヒロくんも、模様替えに参戦しているつもりでしょうかね!!

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私たちは日々の生活の上で、「自分らしい」または「自分らしく」の言い回しを意識せず生活言語に当てはめ、自己の身体知識を指し示して表現していることがあります。こうした住まいにおける「自分らしさ」は、自己暗黙的な言い回しにもかかわらず注文住宅分野において、自分らしい暮らし・その人らしい生活など、近年の住宅づくりの指標のひとつとして重要視されているようです。

たとえば、世界最大級の通販サイトAmazon.co.jpにおいて「自分らしい家」、「自分らしい暮らし」と入力し検索すると、

・「世界でいちばん自分らしい家(扶桑社)」、

・「もっと心地いい暮らし-自分らしい収納スタイルのつくり方(中経出版)」、

・「リノベーションでかなえる、自分らしい暮らしとインテリア LIFE in TOKYO(エクスナレッジムック)」、

・「DIYで自分らしい暮らし-初心者でも簡単につくれる実践ガイドつき(主婦の友社)」など、自分らしいと表題した数多くの住まいや暮らしに関する図書が存在しています。

せっかくの注文住宅だから、一生に一度の住宅づくりだから、家族が自分らしい住まいを手に入れたいと切に願っていることだろうと見なしていることでしょう。ただし、これらはすべて自分以外の自分らしさで、暮らしぶりや生活ぶりなどの住まい方を参考になぞり、写し取ることはできたとしても、ハウツー的にまた造作なく自分らしさが身につくわけではないことを家族は十分に把握していることでしょう。

しかし、いざ、自分が何かを要するため注文する住宅づくりをはじめてみたものの、自分自身が望む生活スタイルや家のカタチが定まらないと目算することもできます。自分らしい住まいが明瞭にならない迷走の態度が、近年の住宅づくりの指標となっている自分以外の自分らしい家への関心の態度として現れているのではないでしょうか。

では、自分らしさはどのようなプロセスで、修得できるのでしょか・・・。

完成見学会のお知らせです。

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2016.07.06
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土間、中庭、そして、お台所と・・・。

こんにちは。

会津若松・北会津の家、最終仕上げ工事となりました。外観写真が多く、内観写真のご案内は今回がはじめてでしたかね。こちらの北会津の家のテーマとなるカットを一枚添付してみます。

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どうでしょう、住まいのテーマ、おわかりになりますか?

2016.07.04
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拠り所と押しつけ。

こんにちは、自宅のトマト、今年はとても良い状態です。たくさの実が付いて嬉しいです。

さて、本日は、デザインの拠り所と押し付けについて。

「男と女の家(宮脇檀1998)」のまえがきに「住宅設計にだけは多少の自信があった」と記した、自他共に認める住宅設計の名手に建築家宮脇檀。宮脇は、RC・木造混構造住宅「松川ボックス」で、1979年第31回日本建築学会作品賞を受賞しています。この賞は、一般社団法人日本建築学会が設けている国内最権威の建築賞であり、歴代受賞者には、「住吉の長屋・安藤忠雄」や「シルバーハット・伊東豊雄」など、日本を代表する建築家がいます。いくつもの住宅設計に熱心に取り組み、また住宅設計にくわえ住まいに関する執筆も多く、「暮らしをデザインする(宮脇檀2003)」のなかで、私と同じような質問を家族へ向けているのでご紹介してみましょう。

 

“住宅設計とは、部屋の数をととのえ、柱や屋根をつくり、どんな建材でつくると考える人が少なくない。なぜなら、「自分たちの家が欲しいから設計してくれ」と、たずねてくる家族に対し、建築家として「どんな生活ぶりなのか」、または「どんな暮らしぶりなのか」を質問として投げかけても、答えとして帰ってくるのは、「なぜ、そんなことを聞くのか・なぜ、そんなこと言わなければならないのか」と不思議そうな顔だけなのだ。”

 

そうなんですよ、私も同じで、そんな不思議そうな表情、幾度となく拝見してきました。なぜ、あんな顔をするんでしょうね?「他人ごとの暮らしぶり」でなく「自分ごとの暮らしぶり」を聞いているだけなのに。建築家や設計士はヒアリングを通して、デザインの拠り所を手に入れたいのだと私は思うんです。だって、ヒアリングにないことまでデザインすることはできません、デザインの「押しつけ」だけはしたくありませんものね。

デザインの起点を見つけることに、住宅設計の名手であっても奮闘していたように伺えます。

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完成見学会のお知らせです。

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2016.06.27
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お花屋さんとDIY。

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梅雨晴れの週初め、こちらの北会津の家では、施主の奥さまとご友人のチームで植栽工事をおこなっておりました。

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植物の特性のため、お引渡しの前にD・I・Y(Do It Yourself)になり、チームのみなさんには煩わしい思いをかけたかもしれません。それでも、施主のイメージに寄り添いながら、サッさと次々に手際良く仕事をこなすお姿、とても素敵だなと思いました。

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ガーデニングと幸福感の相関関係など、自身で植栽などの住空間を創出できる人は幸福感がより高いという研究の成果により明かされたように、チームの面々にも充実した幸せ感が表出してました。

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“完成見学会のお知らせのご案内です。”

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2016.06.20
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拝啓、皆さま。

拝啓、皆さま。大変ご無沙汰しておりました。先ずは、現在進行中の現場状況からご報告いたします。先ずは、会津若松・花畑東の家です。

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ご紹介が遅れていましたが、先週上棟式を迎えることができました。花畑東の家では、ご家族がみんなでワイワイと食事を仕度したいということで、独立型のアイランドキッチンがあるお宅をデザインしました。それから、やんちゃなご兄弟が健やかに育つよう、ダイナミックな住空間構成になっています。

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次は、会津若松市・西年貢の家です。こちらもご紹介が遅れていましたが、今週上棟式になります。西年貢の家は、中庭のある家のvol3となります。過去の中庭のある住宅には、小金井の家・西栄町の家がございます。第三弾となる西年貢の家において、特にデザインのポイントをあげるとすれば、「ぐっと、使い易い家」かな。オシャレなだけでなく、デザイナーハウスでもない、「ぐっと、使い易い家」。完成を見てもらえればご理解いただけると思っております。

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最後は、会津若松市・北会津の家。6月末には竣工できるかなと予定していました。北会津の家をわかりやすく表現するとすれば「うなぎの寝床」、上品に言えば「京町家づくり」。南北方向に長い敷地与条件と家族の生活ぶり・暮らしぶりの与条件からデザインされた住宅であります。こちらのお宅、ご家族のご好意もを承り、完成見学会を行うこととなりました。7月23/24または、7月30/31日のいづれかでお披露目を検討していました。

今日の現場報告はこのくらいにします。

次に、現在、私がおこなっている研究の一部をご報告いたします。お時間がある方ご興味のある方に拝読してもらえればなと思います。さて、大学院生となり今年で3年目になりました。当初自身が抱いていた問題と現在では、全く問題の質が変動していることに、自分自身がおどろいていることだろうと推測しています。それともう一つ、自分自身がおどろいていることがあります。それは、学ぼうとすれば学ぼうとするほど「問い」があふれてくることです。現在まで私がおこなっていきた学びや学習は問題を解決するもしくは解決することが出来る学びや学習でした。ところが、大学院では誰も答えを教えてくれませんし、指導者から答えを与えられたとしても借り物の答えでは、自身の問題を解くことにはなりません。「疑問があり学ぶとまた次の疑問が生まれてくる」、これが知のループなのでしょうか、次から次へ疑問が生まれてくるのです。このままじゃ、知のループから逃れなれないかもしれんぞ、やばいぞ、まずいぞ、卒業できないかもしれん、どうしよう・・・。ここで一旦、自分の資質や資源を把握したうえで、問いを確定してみようかなと考え、問いを設定してみました。

「自分らしい居心地とは何であろうか。自分らしいとは、一体何を指し示しているのだろう、居心地の良い悪いの判断はどのようにして行っているのだろう。」

「家族は、自分らしい居心地の良し悪しを判断するスキル・ワザ・コツを育成することは可能なのか。」

これを問いに定め、研究していこうと考えています。今後、夏休み入しましたら、上記研究のお願いにすることがあるかと思います、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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休みが取れず、今日は自宅でゆっくりしてました。今晩の夕食は私が担当です!!!

2016.05.06
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桜町完成見学会を終えて。

多彩な家族の方々に、見学をしていただきました。みなさん、いかがでしたか。国や私たちが思い描く、標準的な家族の像が大きくづれている現代において、家族は今、どうあるべきなのでしょう。その中で、住宅はどうあるべきなのでしょうか。わたしは、暮らしのための住宅であってほしいと、日々願っています。しかし、住宅を「商品」として読み取る依頼者が多いのです。住まいを「つくる」ことを諦め、既存の選択肢の中から選択を繰り返し、住宅をつくる「つもり」でいるように映ります。そうした家族や、夫婦の住まいづくりに、私がどれだけ介入し、これらを解決したいと考えます。

2016.04.24
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散歩中に考えたこと。

私は、「なぜ、建築士になったのですか?」と、質問されることは多くありません。著名人におこなった新聞や雑誌のインタビューなどを読むと、その職業に対する「憧れ」や「夢」など、さまざまなライフストーリーが、繰り広げられています。おそらく、その記事の多くは、担当記者の手腕もあるのだろうとけれども、とても素晴らく、その「こころざし」に、衝撃を受けます。

また、私は、「なぜ、住宅をつくるのですか。」と、質問されることも多くはありません。大工の息子の一級建築士であれば、当然のことだろうと、質問者が受け止めることが、ごく普通であり、あたり前のことでしょ。

私は、住宅業界に入り、20年がすぎようとしています。

今朝は、ゆったりとした時間をいただきました。そこで、ラブラドールの「ヒロ」と、郊外の新興住宅地を散策してみました。ただし、一級建築士としてのメガネを外してね。

休日の朝は、新緑が美しく、とても気持ちよかった。また、同じように、散歩している人も多くて、車も少なく歩やすい。なんだか、人生を豊かにする方法を、自分だけが見つけたように感じる。すると、あることが、目に飛び込んできたのです。その現象は、受け止めることで精一杯でした。

ここで、司馬遼太郎の名言を、一つ紹介しようと思います。「日本人は、均一性を欲する。大多数が、やっていることが神聖であり、同時に脅迫である。」

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今朝の散歩は、人生の「関所」になったようだ。

2016.04.13
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杉板の趣をたのしむ。

5月2日・3日完成見学会予定の「桜町の家」、外構工事の主である板塀工事が終わりました。来週中盤に植栽工事・庭園灯工事へと移ります。IMG_4164.jpg

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写真で伺えるます板塀の板の色、白赤のコントラスが明確に出ていますが、時間経過のよりこんなに素敵な表情に移り変わりいたします。光と影の陰影も効いていますね。写真は「北会津の家」の東側外観の眺め。

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〜業務連絡〜

会津若松市「桜町の家」完成見学会のお知らせ

http://www.aizu-yamayoshi.com/news/2016/03/post-77.php

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