- HOME
- 風義ブログ
- 2013.05.17
- 生活
ひろびろ。
先日、新聞に家族が集うリビングルームが大きくなり、家具や家電製品の売れ筋が変わってきたとありました。 住宅全体の面積は縮小しているがリビングは大きめにとる傾向があり食卓と兼用できる大きなテーブルや 大容量のエアコンなどをお求めになる方が多いようです。来年に予定される消費増税を控えて住宅や家具の駆け込み 購入がさらに増えそうです。 なんでも、15帖以上のLDKの割合は1982~1983年の29%から2007~2008年には69%に拡大 和室や廊下を減らした間取りでLDKを広くしているようです。マンションなども同じで平均専有面積は縮小 傾向にありますが購入の決め手になる「LDKの広さ」は購入決め手のランキングの3番目になっているようです。
山義でも必ず食卓テーブルを設計し収めています。一般的に椅子に腰掛けるダイニングテーブルは高さが 70センチくらいでリビングテーブルは45センチ前後。最近ではこの中間値65センチ程度の兼用テーブル に人気が集まっているようです。この背景にはダイニングテーブルとリビングテーブルを2つ設けるとお部屋や せまくなるので2台を1台にすれば空いたスペースで子供の遊び場などにもなるしより高品質の家具を手に入れる ことができます。また、教育上子ども室を与えない志向の親も増えLDKに家族が自然と集まることもLDKを広くするを後押ししているのかもしれません。
先日訪問した磐梯町の家のワンシーン。
- 2013.05.16
- 未分類
行動に移しましょ。
昨今、急速なスピードで情報収集ができるようになりました。 ワンクリックにより得た情報で知ったつもりになる恐ろし時代です。「 観察力」とか「見る力」というコピーフレーズの出版本が、新聞広告欄をにぎやかにかざっていますね。統計的数字やインタビュー、アンケートなどの伝聞だけでは見えてこない事実に 事柄にピントをあわせて問題や課題を解決し導くといった考え方が広まってきたのでしょう。それでも、ただ見るだけでは課題解決にはなりません。 「何を」「どのように」見るのか。拾い上げた目の前の事実をどのように分析し解釈解明につなげるか。 ここを押さえることで、目の前の道が広がります。 言い尽くされた言葉ではありますが百聞は一見に如かず。 行動こそが問題解決の第一歩であります。週末の見学会、みなさんが五感を使い「何を」、「どのように」見るか。楽しみにしています。
今回の”門田黒岩の家”の隣にあるもう一つの”門田黒岩の家”のお庭の写真です。
http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20081204/index.php
お手隙であればクリックしてみてね。
- 2013.05.15
- 未分類
ニコニコハッピー。
しばらくぶりでしたが、昨日”磐梯町の家”にメンテナンスなどのご相談があるということでおじゃましました。 昨年出版されました「2013年版ふくしまの家づくりの本」の取材ご協力誠にありがとうございました。 おかげさまで大変好評でした。
ヒラヒラっと、ひさしぶりにご対面した山桜は花吹雪でお出迎えしてくれたました。
「気持ちええわ~。」こんな感想です。
屋外の木製テラスや階段のお手入れ方法などのメンテナンス相談や家族の近況報告など気がつけば 次のお宅訪問のお時間。
設計当時の能力ではヒアリングし図面化できても活字では表現できませんでしたが おそらくご家族は大量消費生活の暮らしから 何かしらに情熱(想い)を傾けられる経験ができる暮らしを希望されていたご家族でしたね。R30~R40世代は給与所得を増やし、モノを消費するために働くといった古い価値観はもはや機能しなくなってくるのではないでしょうね。 我が国のような先進国の多くの人は、給与所得がこれ以上増え欲しいものがいとも簡単に手に入れる人生では幸福感は高まらないことをしっているのですよ。
最近の山義ユーザーは物質的に満たされた「木の家」を手に入れることではなく 精神的に満たされた「木の家」を手に入れたいようです。 時間やパワーを仕事に奪われる従来型の暮らし方や生き方ではなく、 “ありふれた日々の暮らし”を味わえてる暮らしかたや生きかたを欲しているのではないでしょうか。大震災を期に、仕事や家事など働くことで得られるハッピーが時間と共にイノベーションしてきているのでしょう。私の設計やデザインも耐震性や省エネ性やインテリアなどの物質的設計からエスカレートし家族の性格や家事などの家族論などへ拡大しニコニコハッピー的なの精神的設計にイノベーションしていることを自身で感じています。
帰りにはお菓子のおみやげまでいただきました。半分だけ見せれば良かったかも、ワーワーっと一人2個のペース!!おいしかった!!
- 2013.05.07
- 生活
GW終了。
GW前半戦そして後半戦とみなさまお楽しみいただけたでしょうか。
私は何年ぶりでしょう、記憶にありません。全て仕事です。
まったくもって、うれしい限りでした。ありがとうございます。
ギャラリーの大きな窓から見える「休日だよ~、何してるの~。」の空気感を遮るため終日ロールスクリーンを降ろしてコツコツと図面いじり。
おそらくその反動でしょう、段々気が遠くなり後半の太陽ギラギラの日は仕事を半端にして事務所をあとに・・・。
遊びたい「欲望」にとうとう負けてしまいました。
みんな、近場でごめんね。
おかげさんで”三春町の家”かたちになったよ!!
- 2013.05.01
- 会津坂下町の家
ヒントは屋根下地。
寒い日、続きますよね。
会津坂下町の家、全体像が浮き出て来ましたよ。空間をシンプルに、簡素に、合理的にするために ゆるやかな屋根勾配のデザインです。自邸である小金井の家http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20120416/index.phpからヒントを得ています。この写真をみて住宅屋さんなら「えっ?」とわかる方ですとお友達になれるかもしれません。
窓の寸法出しに2階へ上がると思ったとおりの景色に、思わずニンマリ・・・。
予定通りの写りです。
- 2013.04.29
- 材木町の家
うれしかったこと。
GW前半戦初日、”材木町の家”のご家族からお食事会をお誘いいただきました。
とにかく感心の一言。
「こんなにも設計テーマを施主自身が読み込み昇華することができるんだ。」と・・・
設備や仕上げ材が沢山載っているカタログ選びの家づくりに目を外らされ目的に焦点が合わずにいたあの頃 のおふたりのお話に懐かしさを感じています。
当初からライフスタイルに伸びしろのあるお二人。
「デザインには家族の暮らしも変えるパワーがあるんですよ。」っと。
また、一歩前に踏み出せそうです。
~材木町の家~http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20120820/index.php
- 2013.04.29
- 未分類
人間の欲。
以前新聞で読んだ人生相談について関心事がいくつかあったので省略せずに書いてみます。
“人生の目標がみつかりません”
〈相談者〉高校2年生
私には心から楽しいと思えることがありません。
現在、県内で有数の進学校にいるのですが、それは成績からみて、そこに入るのが当たり前だろう、 というような感じだったからです。周りの友人たちは医者になりたい、あの大学に入りたい、 といった明確な目標があります。よい刺激を得られるのですが、同時に特に目標もなく何となくここまで来てしまった 自分が情けなくなってきます。私には趣味や特技が無く、将来やりたいこともありません。 学校では、とりあえず先の選択肢は広い方がいいだろうと思って、 それなりに勉強に真面目に取り組んでいます。また、私は運動部に所属しています。 しかし、試合に勝ちたいというよりも仲間に迷惑をかけたくないという気持ちの方が大きいです。 何にも熱中できません。
このままただなんとなく生きていくのがとても怖いです。
私は好きなものもなければ、嫌いなものもありません。 何かが対立している時も、自己主張ができません。学校の先生はよく、 「最後に伸びるのは目標に向かって努力をし続けられる人だ」と言います。 私はその言葉は正しいと思います。しかし、頑張ろうと思っても私には目標が見つかりません。 まだ人生は長いといっても、つらいのは今です。
こんな無関心の今の私には、何ができるでしょうか?
〈回答〉美輪明宏さん
■本物を探し求めなさい
流行の先端を行く質問ですね。 「無気力」「無感動」「無関心」の「三無」は珍しい人だと思ったら大間違いで、 若い日本人にはこういうタイプが増えてきています。すべてがまあまあで、適当に食べられるし、着られるし、住まえる。 東日本大震災の被災地は別として、日本全国どこでも、極貧の終戦後に比べれば、中流クラスになった。 モノが行き渡ったから、「これが欲しい」「必要だ」という欲望が希薄になっているんですね。
欲望は生きるエネルギーになりますから、欲がなければエネルギーもなくなる。無気力になってしまいます。 また「無感動」というのは、感動に値する文化が枯渇していることに原因があるでしょう。 文学、美術、音楽などの各分野で、「大作家」「大歌手」と呼ばれる人が少なくなっています。 本物の俳優とスタッフによって作られた、何十年も時を超えて存在し続けるような名作映画も生まれていない。 かつてはラジオから教養となる音楽が聞こえてきたものですが、 今はそうしたものも身の回りから減っているように思います。 歌でもカラオケが発達して、本職よりうまい会社員や学生がいる。 一方で、かつての美空ひばりのような、飛び抜けた「本当のプロ」も少ない。 プロと素人の境界がなくなってしまい、人を突き動かす「憧れ」がなくなってしまった。 現在の若い人たちはそういう「アマチュア文化」の中で育ってきています。
どうしたらよいのか?
面倒でも探すところから始めるしかないと思います。お金をためて、パリのルーブル美術館に行く、 イタリア・フィレンツェやローマで美術を巡るのもいいでしょう。 ファッションでも本物のオートクチュールには見事なものがあります。 服飾の博物館を訪ねてみることです。 音楽なら、例えば1950年代以前の「本物」を聴けば、 「こんなにロマンチックで美しいものがあったのか」と胸打たれます。
とにかく片っ端から「行動あるのみ」。 ボケッとしている傍観者には楽しみ、感激、達成感は生まれない。 実行している人は「生きていてよかった」という感動に巡り合えるのです。 そして「私も何かしたい」という欲がきっと生まれてきます。
機能性、利便性、経済性だけの浅薄な文化で育ってきたからこれまでは仕方ない。 本物を見聞きし、行動しているうちに自分の中からきっと変化が生まれてきます。
・・・っと長めのものでしたが、皆さんの感想はいかがでしょう。
色々と考えさせられるところが多々あったので早速やってみました。
「行動あるのみ」だそうです。
- 2013.04.25
- 生活
時計。
すっきり簡素に見えるけど、考慮されたあそびを組み込んだ住まい。
そこに置く家具などのインテリアは質感に見合うものを選びたい。
その洗練されたデザインはより上質の時間を演出してくれます。
好きな音楽を聞きながらゆったりとダイニングテーブルで過ごす休日。
心ゆくまでくつろげる空間は仕事のアイデアをより新鮮にしてくれます。
ヤコブセン”バンカーズクロック”手に入れました。
- 2013.04.22
- 生活
祝い酒。
本日着手した”幕内東町の家”。 ホッとしました・・・。早めに帰宅し、工事着手のお祝い+家族サービス。もともと外食の少ない家族でしたが、新居を手にしてからさらに外食がなくなりました。
●アンチョビ+マヨソースでセロリをパクリと。
●冷蔵庫にある残りモノで3種類のトースト。サクサクです。
●手羽先をウスターソースとお酢でギュギュっと甘辛くからめて。
●週末食事会に登場のレバーとポークのパテ。ジュルジュルと喉がなります。
●近頃はワインでうまみを胃袋にさらりとながしています。
●カパ♪カピ♫カプ♬カぺ♬カポナータ!!野菜のカポナータ。
部屋着でダラ~とやるのが気持ちいい夜でした。
- 2013.04.20
- 生活
頑張らなかったら返してよ。
「頑張らなかった返してよ。」
休日出勤の本日、誰よりも早起きで娘がランチを作ってくれました。
3人の子供がいますがお弁当をつくってくれたのは兄弟初の仕事ではないでしょうか。
「お仕事、頑張らなかったら返してよ。」
ポンッと背中を押された日でした。