風義ブログBLOG

2010.01.16
風義について

風(kaze)

私の星であります、七赤金星の今年のキーワードは‘風‘と先日立読みにて拝見しました。
‘風‘という言葉で想い浮かぶものは
「風物」 「風土」 「風習」 「風説」などなど。
‘風‘は住宅設計においても重要となるキーワードでもあります。
風と光の生きる家。
風土に生きる家。
風景を生かした風情ある家。
風雪に耐える家。
などなど想いは欲張ってしまそうです。
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楽しみな1年ですね。

2009.12.13
風義について

あたたかいよね福島市。

方木田の家です。
玄関ドアの収まり確認に参りました。
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いいでしょ〜。青森ヒバの玄関ドア!!
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順調、順調!!来週には断熱施工できそうですね。
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あったかく、気持ちがいい日でした。

2009.12.09
風義について

大工になりたい。

先日の視察が新聞に掲載されました。
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「みられている。」
あの日から別人になったようなお二人さん。
記事一つで姿勢まで変えちゃうなんて。
民報民友さまさまですね。

2009.12.03
風義について

ガサいれ。

スーツの男たちが山義の作業場に来た。なんだ、なんだ!!
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見習い大工が写真を撮られている。
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棟梁も聴取。やっちまったか!!
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『0.02ミリ』・・・OKです???
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本日は、国土交通省国家プロジェクトでもある‘大工育成塾‘の視察日でした。
山義は塾生の受入工務店となっています。
福島初視察のようです。
メンバーは事務局長のほか国土交通省や地方振興局の担当者などなど。
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8期生でもある彼の上達度を確認に来たわけですね。
カンナがけは熟練の大工でも難しい仕事です。
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棟梁の指導が良いのでしょう。なかなかの感触のようです。
そこであった話を少々。
近年、杉や桧など樹種の判断ができない一級建築士が多く誕生していることを
心配していました。図面はひけても材種がわからない。
現場を国も認識してきたようです。
‘釘を打つ経験がない彼らに材料の強度や耐震性がわかるのでしょうか。‘
‘木材を持ったことのない彼らに素材の長所を表現できるのでしょうか。‘
元一級建築士による耐震強度偽装事件。
コストダウンができる優秀な設計士の起こした事件は、
その検査体制までふくめた一大偽装事件に発展。
「スピ―ド化」と「効率化」を進めた挙句、
仕事と働く人を取り巻く現実の歪みを見聞きするこのごろ。
それでも現場で動く職人たちは
今日も黙々と汗をかいている姿をみると責任を感じます。
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最後に記念撮影。

2009.11.28
風義について

後発でも、ものにする。

‘‘スコッチに勝った‘‘
今朝の新聞の一面にありました。
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日本の活力と題し、サントリーの山崎蒸留所が紹介されていました。
「まだ若いな。」
「そうですね、熟成が足りない。」
チーフブレンダーを含む7人のブレンダーが作業を繰り返す。
同じ製法でも樽が違えば味も変わるようで一日に100種類以上の合議
されるようです。
日本に蒸留所ができて85年。
『本場にはかなわない。』と言われ続けた85年でもあったようです。
本場には100以上の蒸留所が存在しそのブレンドが深い味わいを生むが、
数少ない日本の蒸留所では樽の素材や置き場所を変えたりで
原酒を100万種類まで発展させたようです。
このあたりが、世界に誇れる日本人の力ではないでしょうか。
また、名人一人が仕切りる本場に、
組織力と独自の感性で迫ったところもそう感じますね。
私もウイスキーに、彼らの想いが伝わってくる時間が恋しい年頃になりました。
近年世界に注目される食文化。
鮨だけでなくビールやウイスキー、イタリア料理など
西欧での活躍も素晴らしいものがありますよね。
今回、地域版ではありますが
チルチンびと‘‘寒さに強い、本物の木の家09‘
に山義のOBさん宅が掲載されました。
大工がつくる家や工務店の存在は後発的ではないものの、
認知や信頼という尺度では大手さんに大きな差をつけられたことは
事実ですが、今回の掲載内容からするとイイ評価を頂いたと素直に感じます。
『後発でもあきらめずに追いかけ、その良さをものにする。』
米や酒などの食文化、会津塗や絵ろうそくなど工芸品など
豊かな文化を育んだ会津の精神。
その良さを自分のものにしていきたいと感じた時間でもありました。

2009.11.03
山義標準仕様

輻射。

熱の伝わり方でもう一つ重要なものがあります。
輻射熱です。
それでは、簡単な実験をしてみましょうね。
まず、
①両手のひらをすばやくこすり合わせ摩擦熱で皮膚を温める。
②両手を顔に近づける。
どうですか!!暖かいでしょ!!
手のひらの熱が顔に伝わったことを皆さん実感できましたよね。
これは手のひらと顔の間の空気が温められたのではなく
手のひらの熱が熱線となり顔にポーンと当たったことで感じたのです。
この熱を輻射熱といいます。
身近なところでは真夏日のアスファルト舗装道を歩く時です。
クラクラくる真夏の暑さは気温(空気)35℃。
そして道路の表面温度は60℃です。
素足で歩けば火傷する温度ですね。
(今年、息子が体験しました。)
クラクラは気温(空気)35℃ではなく60℃のアスファルトからくる
熱線の放射が原因。
逆の場合も。
夏日に土蔵や洞窟に入るとヒヤッとしますね。
これは気温(空気)の温度が低いのではなく壁面温度が冷えているので
人体の温度(体温)が奪われるため涼しく感じるのです。
これを冷輻射といいます。
このように、カタログやWebに記載される室内温度は室温(空気温度)の記載のみがほとんどです。空気温度のみでは快適性の合否は困難です。
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低温水のパネルヒーター型のタオルウォマー。
なぜ、低温水か。なぜ、輻射暖房か。
なんとなくでも解かればうれしいです。

2009.10.25
風義について

うれしかったこと。

昨日、福島・方木田の家の上棟式がありました。
作業にはちょうど良い天気でもありました。
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いつもと同じように進行する上棟式。締めは、お客さんのスピーチでした。
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「山義さんの家をはじめて見た時、わたしたちの五感を刺激した事、今でも忘れません。」
お客さんのスピーチ。うれしいですよね。すてきな土曜の午後でした。

2009.10.23
山義標準仕様

快適さ。

前回の続きです。温度差は何度でしょうか。
□1〜2℃
□3〜4℃
□5〜10℃
などなど。
実際には何度かを‘赤外線温度計‘で確認!!
(赤外線温度計とは天井や電灯など計りにくい場所を瞬時に測定できるすぐれもの。
てんぷら油や高温のエンジンルームの測定にも使用されています。)
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まず、杉テーブル。 19℃。
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つづいて、金属花器。 19℃。??????
温度差0℃でした。
触れてみると杉テーブルのほうが暖かく、金属花器は冷たい。
今回の学習ポイントは、‘体感温度‘と‘実際(測定)の温度‘は同じではないということ。
日常生活のなかで意識してみましょうね。
たとえば、室温20℃。
ちょうどいい室温ですね。
しかし、風呂の水温が20℃だとしたらいかがでしょうか。
寒いですね、かなり。
ここが今回とても大切で、
体感温度は室温に反応するのではなく体温がいかに早く移るかにより感じるのです。
金属花器は杉テーブルよりも体温がすばやく移動するため「ひやっ」とします。
この熱の伝わり方を‘熱伝導率‘といいまして、
熱伝導率が高いものに触れるとサッと熱が移動し、
移動スピードが速いほど体は冷たく感じます。
(眠くなってきましたね。もう少しで終わります。)
ではでは、空気はどうでしょうか。
空気は熱がなかなか伝わりにくい性質があります。
寒いとき、重ね着をして空気の層をいくつかつくり、熱が移動しにくい環境をつくります。
住宅に使用される断熱材も空気を閉じ込めています。
理屈は重ね着と同じなんですね。
空気を含んだダウンや布団に触れると暖かく感じるのは
熱の移動が遅いため暖かく感じるわけですね。
缶ビールやワインを速く冷やすには‘空気‘が氷点下の冷凍庫にいれるよりも、
氷をたくさん入れた氷‘水‘は缶ビールのぬるい温度をすばやく奪う(移動する)
ので急速冷却できます。
お試しください!!
次回は、湿度についての私論です。
(しばらく続きます。お付き合いください!!)

2009.10.19
山義標準仕様

ご無沙汰です。

ちょいと気を抜くとブログが疎かになりがちな近頃、現場の方は着々と進んでおります。
下記写真は会津坂下町の家の断熱工事です。
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先月の完成見学会で、質問が多かった
‘断熱材はどのようなもの(素材)を採用なされていますか。‘
について持論を書いてみます。
結論からいっちゃいますよ。
断熱の素材は「なんでもいいのではないでしょうか。」ということです。
グラスウールがNGで板状断熱材がOK。最近は羊毛も流行っているようで…。
なんて具合で、情報が偏っているようですね。
そもそも、なぜ断熱材はいるのでしょうか。なぜ暖房や冷房をつけるのでしょうか。
それは外が暑かったり寒かったりするので。
ではでは、
寒ければお部屋の温度は何度にすれば
気持ちいいのでしょうか。心地よいのでしょうか。
たとえば20度。いかがでしょう。
私たちはどういうときに‘暖かい‘や‘寒い‘を感じその感覚は
どういう感覚なのでしょうか。それが解かれば、どうすれば
涼しい家や暖かい家がつくれるのかよくわかるかとおもいます。
まず体感温度について、ここでクイズです。
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写真左の‘鉄製‘の花器と建築模型が載っている‘杉‘でこしらえたテーブル。
花器とテーブルの表面温度差は何度でしょうか?

2009.08.22
風義について

方木田の家。

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今日は、福島市方木田にて地鎮祭です。
中通りの現場は今年で2軒目。
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ギャラリーや下小屋はもちろん、山義の家も数多くご覧頂いた方です。
非業界関係者なのに図面が読めるお二人。(汗)
高いレベルで打合せが進みました。(冷汗)
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お客さんから頂いた‘出逢い‘という名の酒。
今日までの記憶、楽しみながら呑もうと思います。来春完成。

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