風義ブログBLOG

2008.09.16
風義について

守りたいこと。

‘住まいは、家族にとってやさしい空間でありたい’
山義の設計する家には蛍光灯色を選ばないようにしている。
そもそも蛍光灯の青白さは作業など働くためのものであって、やさしさを求める光ではない。
ひどい疲れを感じる時、青白い光の我が家に帰宅することを避け
違った色へ向かう人もいることでしょうね。
心身を休ませるに具合がイイのはやっぱり白熱灯の黄色い光。
以前、ブログで紹介した先生の話ばかりではない。
自身がやすらぎを求めるバーやレストランなど黄色く温かみのあるお店に出向くはず。
照明のデザインや配置も大切。
こんな時代であれば省エネも気になります。
根底に流れる山義の想い。
‘住まいは、家族にとってやさしい空間でありたい’
そこがたいせつだよね。
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電球の色替えてみては!!早く帰ってくるかもよ!!

2008.09.02
山義標準仕様

左官と付き合う

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左官という仕事はとても興味深い。
土の塊からうつくしさを表現し、
粒度を揃え砂や糊、水と語りコテ先の加減で壁に仕上る。
おおらかな左官の感性は豊かな壁の表情を創る。
それ故に職人の勘や経験に頼るところがおおきく
土地柄や気候風土によって多種多様な表情を生み出す。
われわれ大工職とはことなり図面等の作図などがなく
技のほとんどは‘口伝‘なので
設計者などを困らす職でもあるのも事実。
また、天候により工期も読めず
現場監督泣かせでもある。
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ではなぜにそのような壁をつくる左官と付き合うのだろうか。
とにかく彼らの姿を見てほしい。
図面、サンプルやカタログではなく
彼らの技を見てほしい。
とにかく見入ってしまう。
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左官の創る壁は別格だ。
仕上た壁を眺める。
「シャ―」っと
コテの声が聞こえてくるのは私だけだろうか。

2008.08.31
風義について

会津と生きる

お天気最高。さすが太陽くん!!
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ご親族やお友達もたくさん集合。
棟梁のお清めにはじまり、まき餅にまき銭とにぎやかな上棟式に。
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「過剰な設備はいらない。」
ふたりとの出会いを一種の問題提起として受け止めたのを今でもおぼえている。
オール電化住宅や様々な工法を決して否定するつもりはない。
簡素化した暮らしが最もうつくしいく、
そうした暮らしのあり方を大切にしてきたはずのわたしたち日本人。
日々の生活の拠点となる住まいとその暮らしのあり方について
われわれはもっともっと深く考える必要があるのかもしれません。
スローライフやロハスということばがもてはやされているこのごろ、
異国や都市型の生活スタイルに憧れを持つように和の空間に憧れを抱いた
変わった方とはじめおもいましたが自国の文化にも誇りを持ちそのうえで
地域の文化にも興味を持つ。根底にはそうした思想・哲学がありそうです。
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お互いをつよく信じるこころが二人を笑顔にしてくれる。
出逢って今となり未来がある。お互いにありがとう。
ある先生に頂いた言葉です。
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そんなふたりが選んだのは‘会津山義‘でした。

2008.08.22
風義について

コーディネイション

台所のコーナー部を活用した奥さんの書斎。
八日町の家のテーマである‘中性的‘なところを
崩さないようにと材を垂直や水平に動かしてあ〜でもない、こ〜でもないと。
往生際が悪くやっていた部分です。
基本設計はあっても詳細の部分は現場で決める!!
つくり手にとって贅沢な仕事でありますね。
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毎日眺めていても飽きない景色こそ暮らしの中にほしいものです。
また、うつくしい杉材のカウンターは
ほどよい大きさに収まり雑貨などの演出も期待できそうです。
いそがしく家事をこなす奥さんの
「小さなギャラリー」の演出お手伝いができればですね。

2008.07.29
風義について

何者!!

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順調です。山義の材は内地(地元)材、中でも杉が多く手刻みが中心に。
この‘刻み‘の作業、学ぶことが多いっす。‘おさまり‘や‘仕口‘などなど。
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蛍光灯の‘あかり‘よりおてんとさまの‘あかり‘のもとでの作業が自然かも。図面を描くのがキライではないのですが現場の躍動感を感じる瞬間が好き。設計者の描く設計図、いわゆる図面が現場の躍動感だったり高揚感を遠ざけることもあるのではと近日感じることも多々ございまして。手刻みともなれば大工の感性が必要なことは実力者ほど認知している訳ですね。「伝統の復活!!」などと大げさではなくあたり前に日本の木で家をつくり、あたり前に日本の木をつかう。そして商いとして成立することも、手加工と機械加工を交えて証明していきたい。大工の時は設計者がうらやましいかったあの頃、今では大工がうらやましいワガママなヤツです。本当!!
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朝顔じゃなくてゴーヤです。松っつあん〜!!

2008.07.23
山義標準仕様

みんなの想い!!

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山義の定番、45㍉厚の無垢の床材。
住む人が‘木の家‘を感じることができる45㍉厚の床板。
もちろん一枚板から仕上がっています。
一般的な床の施工とはチョイと工夫が必要!!
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ベテラン大工さんから指導を受ける若手大工。
差し金の使いもおぼつかない様子もあるものの
樹齢80年超の床材と
格闘できるところは頼もしいものです。
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「さあ、ど〜やっておさめてやるか。」 必ず想いは伝わるよ、がんばれ!!

2008.07.20
山義塾リポート

笑顔は麻薬

軽石であそぼう!!
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夏休みに突入。宿題も兼ねてwinwinさん主催で‘こども工作教室‘を開催。講師は猪俣祐一先生。はじめに、イメージした作品の絵を描き、好みの軽石をチョイス。ブロックの平らな部分や角を利用してつくります。作品は一つの軽石からでつくる方法と組み合わせでつくる方法が。
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作成にあたりポイント
□細くなると弱くなり折れやすくなること
□繊細さぢディテールは苦手
□手は削らないように
□マスクはあったほうが○
                  などなど。
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娘作のキンギョ?。先生もキンギョに太鼓判!!
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先日お邪魔した坂本分校で作家活動をおこなう若杉先生もご来場。
子供は夢中に、親は意地に(汗)
ギャラリー内は人体から発する熱気と軽石の粉じんでムンムンに盛り上がりました。
やっぱ、次回は屋外かな〜。
先生は最後に、
「ものをつくるということは、すぐにはできません。‘じかん‘が必要です。
あきらめないで、がまん強く、作品をつくってください。」と...
イイです。グッときちゃいました。
出来上がりを喜ぶ子供。その笑顔で癒される親。
イイ時間を共有できました。
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イェ〜イ!!

2008.07.18
山義標準仕様

らしさ。

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「外材は出来るだけ使わない。それが信念かな。」
外材の堅くて強いイメージ。それは写りや手触りにも。
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「地松や地杉には柔らかさや温かみをおぼえる。ただ、材種は多くしない。
やっぱり杉がいいよね。木もいろいろなものを組み合わせると‘木違い‘になるからね。」
材種が違えば強度や癖も違う。癖が違うもののを組み合わせれば狂いも大きくなる。
構造計算による金物の選択や取付がダメじゃなくて...
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材木の育った山の環境や製材、そして墨付けと刻み。
材料の出所を見ている山義の棟梁。
やっぱり、間違いないよね〜。

2008.07.12
風義について

充電中。

息子・娘とランチをつくりレジーナの森に行ってまいりました。
玉子サンドとハムサンド。
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上出来、上出来(息子作)
車で1時間ほどでレジーナに。
通り雨はあったものの2時間ほど湿地帯などを探索し昼食に。
早朝、気持ちをこめてつくってくれた息子のサンドと素晴らしい自然。
そして家族の笑顔。
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充電完了っ!!

2008.07.07
山義塾リポート

セルロースファイバー

先日、住まいづくりの勉強会として断熱材の工場見学を開催しました。
県内で出るダンボールを再利用。自社工場で製造する安心感がすきです。
吸放湿する断熱材は湿度高の地域にはとても相性が◎。
内装材、床材とは違い、華やかなおもて舞台に出ませんが頼りになります。
つくり手とお客さん。お互いの立場で変わる知りたいこと伝えたいこと。
そのスキマ、埋めていきたいものです。
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日々勉強っす!!

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