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- 2008.05.27
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白熱電球
白熱電球製造販売の大手が2010年を目処に’一般’電球の製造を中止すると発表しましたね。
シェアを二分するもう一社は需要があるうちは製造すると対応は二分化。
話のきっかけはある大臣の発言だったかと。
白熱色を好み組み入れる私。驚きましたね。
http://aizu-yamayoshi.com/blog/2007/07/ok.html
今後の提案は全て蛍光ランプで提案?
じゃないと困りますよね。そこで、企業の発表をよ〜くひもとくと
「蛍光ランプで製造が難しい小型のものは従来どうりの白熱電球で対応...」
って、やっぱり作るじゃん!!
企業のエコっぷりに巻き込まれているような感じですよね。
同じ明るさの蛍光ランプなら、消費電力が白熱灯の5分の1。値段は10倍するが長持ち6倍。照明は家庭消費電力の15%。節電や省エネを意識するうえで単位は具体的で有効ではあります。でもでも、省エネを設備まかせにするのはいかがなものかと。
「大切にしたい。」
木の家はお手入れにコツは必要ですが長く付き合うことができます。
長く大切にする考えが省エネをはじめるきっかけかな〜と。環境問題や所得消費の伸び悩む時代の省エネも、もちろんですが山義の感じる省エネの住まいをyamayoshi-standardとして発信していきたいですね。
- 2008.05.24
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出会い
出会いは2年前の春。完成見学会だったのでは。
変わったオーラを醸し出す二人。気になりました。(笑)
あれから、色々ありましたね。
土地の話。
間取りの話。
住宅ローンの話...
家造りが思う様には進まず、ケンカした訳でもないのにギクシャク。
顔を合わせることもしなくなったこともありましたよね。会津に縁も所縁もない二人。
当然、山義とも。でもでも、引かれるものがありました。二人も感じていたのでは。
時間をかけお二人で発見した土地。
メールを受け、現場で確認したあの時、高揚したのを記憶しています。
「イイ出会いをありがとう。」
契約後にいただいたワインにはそんな想いがあったのかもしれません。
‘続・寝曲がりの家‘スタートです。
- 2008.05.16
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気構えず、お気軽にご相談をどうぞ。
「山義の家が気になって。」
先日ギャラリーにてご相談がありました。
ご夫婦ともに実直に家づくりを勉強されている感じが。
コストのこと、住宅性能のこと、自然素材のこと...
思いはあふれ出て凄い事に。でもモヤモヤ。そんな感じ。
「それじゃ〜、実際に暮らしているお宅をご案内しますよ。」ということに。
若いご夫婦には若いご夫婦のお家の訪問がイイのかもしれませんがヒアリングの内容からすると、ベテランOBさんのがベストかなと。(ご協力いただくOBさんにいつも感謝です。)
奥さんの手料理を頂きながら山義との出会から完成までの出来事をおもしろおかしくお話頂きました。(OBのご主人Wさんの口伝力。素晴らしいですよ。)
若い二人になぜ、20も離れるOBさんのお家の訪問を提案したのか。
それは、山義のテーマである‘住まい方・暮らし方‘を感じてほしかったのです。
省エネ性能が高くLowランニングコストの家。
断熱性、防音性など住み心地のいい家。
価格が手ごろでリーズナブルな家。
自然素材でつくる家。
イイ家の条件ってたくさんありますよね。
でもでも、本当にイイ家って?
最近、私なりに仮説を立てました。勝手に。(笑)
イイ家は建てた後の「住まい方」で決まるのではと。
(工務店は関係ないよ〜と言うことではなくてね。)
建築家、吉村順三さんにこんな言葉があります。
「日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか」立場は違いますが、家をつくる者の共通の思い。
まだまだ未熟ですが‘それ‘を感じるプレゼンをできれば。
訪問、一番楽しんだのは私かもしれませんね。(笑)
- 2008.04.26
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yamayoshi-standard
『簡素で、うつくしく、住み心地のいい家。』
スタンダード,いわゆる‘形‘を追い求め先日、ゼミに参加しました。
場所は大阪。参加人数は180名。
盛り上がりました。
昼間の建築家による講師陣のメンバーも講義内容も素晴らしく
『イイね、それ!!』というものが。
夜の交流会の、活気にも興奮しました。
翌日のバス移動による住まいの見学では
夜の交流会の一本締めに立たれた、鹿児島シンケン・迫さんと一緒に。
親方と迫さん。昨年、いわきハワイアンズで行われた健康住宅サミット以来の再開。
『これだ!!』感じました、今回。
例えるなら、 ‘自然・単純・直截・正直・経済‘
(アントニン・レーモンドの5つの原則)
『簡素でだけど、うつくしくて、住み心地のいい家。』
山義のスタンダード住宅、はじめます。
まずは思想から、そっとね。
- 2008.04.22
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続 土間のある家
昨年、竣工した喜多方土間のある家。
『今年はこの土間で干し柿を作ってみたの。』とうれしそうに語る奥さん。
そんな様子を喜んでみるご主人。
青森ヒバでこしらえた山義オリジナルの玄関引き戸をあけると
6畳ほどの広さの土間が出迎えてくれます。
昔の土間は土で仕上るものでしたが
コンクリートや石、タイルで仕上るのもあり!かなと。
土間は炊事場でしたが土足で楽しめる空間と考えてご提案。
趣味の陶芸や蕎麦打ち。ホームパーティ−やバイクの手入れや鑑賞など、
世代に限らず多様な活用も。
日当りや方位によっては
床暖房を埋設するなどの温熱環境の配慮もしたいものです。
今年竣工の『八日町の家。』にも登場する土間。
キッチンから季節ごとに飾った花や植物などを眺める時間...
お茶を飲みながら読書を楽しむ時間...
思いは膨らみます。
山義風にアレンジしていきたいですね。
- 2008.04.18
- 山義標準仕様
やさしい光
やさしい光を室内に届ける障子
‘明かり障子’と呼んでいた昔。
当時は部屋を仕切る’ふすま’や’ついたて’などを障子と呼んでいました。
障子は夏の日射を遮断、冬の冷輻射も低減。
木製障子は金属の2重サッシよりも有利に働きます。
また、障子紙の特性である多孔質によって空気の換気、
吸湿性があり湿度の多い会津には最適の建具。
(年に1回くらいは張替えが。これが大切(大変)なんですよね。)
日当りの感じを残しながら、光をさえぎり
どの方向からも明るく空間にやさしさを与えてくれます。
‘紙’を通すやさしい光と’桟’リズム感。
そのデザインは空間にふかみを出してくれます。
障子=和室ではなく
自然志向やシンプルライフを望む住まい手のインテリアともなるかと。
性能より私が大切にしていることのひとつです。
- 2008.04.11
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再検討!!
‘そばの間‘と‘いろりの間‘のある家の設計を進行中。
そばの間をご主人は8帖。奥さんは6帖。
打ち合わせのたびにサイズが変更。
ん〜困った。
作業にはどのくらいの広さが必要か私が決めちゃおう!と体験しに嫁の実家に。
(昨年末から始めた親父の蕎麦はイイんですよ。)
手ほどきを受けながらの作業。
途中、邪魔者が。(誰に似ちゃったものか...)
ネコの手、ネコの手と...
蕎麦打ち道具は結構がさばる物が多く6帖と8帖が行き来するのも納得。
道具収納の工夫次第では6帖でOKといつもの様に勝手に決断。(笑)
やってみないとわからないもんですね。
上出来!!どうよ。
- 2008.04.03
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理想の家
ギャラリーでお会いしましょう。
先週末の完成見学会でお会いしたお客さんからTEL有。
ギャラリーでお会いすることになりました。
コーヒーなどお茶を楽しみながら2時間ほど尋問しちゃいました。(笑)
この尋問(聞き取り)はとても大事な作業。
これからの家には理想が必要かも。
『家賃で建つ家。』
『お客さんの要望をかなえる家。』
そんな発想が貧しい住まい方をさせているのではと。
『風合いを感じ楽しみたい。30年後も、40年後も。』
そんな若いお二人。
Feelヤマヨシ。
シビレちゃいました。
『間取りをどうしますか?』『仕上げをどうしますか?』
みんなお客さんに決定を求める。
つくり手側が考える時間を放棄すれば進歩はないと思うんだけどな〜。
山義が考える理想の家、枠にとらわれない自由な発想ができれば。
来週はプレゼン、しばらく瞑想のトンネルへ...
- 2008.04.01
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新社会人。おめでとう。
新社会人が社会に出て‘仕事‘をするスタートの日ですね。
‘仕事‘とは?
結果をたたえられることでもなく、
成果をほめられることでもなく、
お金を得ることでもなく、
そんな小さなことじゃない。
仕事の価値。それは誰かの役に立ったことを感じた瞬間かもと。
きびしさ、つらさに耐えなくてはいけないときも沢山ありますよね。
こんなつらいことが続く‘仕事‘ってどうなの?。
イヤになり脱走!!したこともありました。
あの時から10年。ボンヤリ感じる仕事の価値。
そんなことを再確認する時間を過ごせた週末の見学会。
建主さんご夫妻、来場頂いた方々に感謝です。
(*78組のご来場、ありがとうございました。
次回のイベント等につきましてはお問い合わせくださいませ。)
- 2008.03.27
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いいじゃないですか?
3月29日 30日完成見学会をおこないます。
今年最初の完成見学会です。
そこで、昨年の仕事を振りかえりました。
07年度は8件のお住まいでお世話になりました。内、増改築が2件。
ご一緒に、見てみますか。
左から
喜多方『土間のある家』
若き和の風義。『町北町の家』
気負いなきナチュラル。『舞台田の家』
左から
率直な自然の家。『八幡の家』
県産ひのきの家、序章完。『旭町の家』
終の棲家。『石堂町の家』
今回のお住まいは
〜しろがねをまとう、無垢のこころ。『会津中央の家』〜
これまでの「会津山義」の家と何か違う?
そんな期待感を抱かせる外観。N様のお住まいはそんな印象深さを持っています。ほっこりとした風合いのオフホワイトのシラス(火山灰)外壁に、鋭く光る屋根は白銀色…。フェルトのような優しさと甲冑のような心強さを漂わせるたたずまいです。
施主様と山義、出会いから完成まではなんと足かけ5年。「会津山義」最長記録ですが、無垢の家に惹かれ両手では数え切れないほど見学会に足を運ばれたご夫妻とは、設計にまで進めば、多くを語る必要もないところまで高められたセッションでした。
無垢のフロアは床下暖房とあいまって冬でも裸足でいられる快適さ。木肌の持つ繊細な感触は、多感な子どもたちに感性の豊かさを伝えてくれるでしょう。大騒ぎをもともしない2階の床は、実はそのままリビングの天井。ストライプの刻みを入れた45ミリの無垢材はそれだけで高いインテリア性も生み出しています。これらを支える太い根曲がり梁は、地元は東山の奥山から伐り出された100年杉。一世紀ものあいだ雪国会津の雪の重みに耐え残ってきた粘り強さこそ、大切な子どもたちのためにもオール無垢の家を諦めなかったご夫婦の思いそのもののように思えます。
じっくり家づくりしてみるのも、いいじゃないですかね。