お客様邸訪問INTERVIEW

コレがイイ!ようやく伝わった!
こんなにスルリと解釈してくれたんだ!と魔法使いのように感じましたね。

通り土間のある家 Vol.02N様邸 (2016年8月ご入居)

(1)竣工時に植えたカエデの木も屋根に高さに追いついた。キッチンの窓からこのカエデを真正面に見ることができる。枝ぶりも良く、近所の方に譲って欲しいと相談を受けたことも。(2)間口7M。南側道路から臨むN様邸。深い軒が覆う犬走りには家族の自転車が並ぶ。お隣のお婆ちゃんの休憩所でもある。(3)建物内部から南側を見てみる。十分な採光も確保できる。初めてのお客様はこちらの扉から入ってくることも。(4)土間に下りる時はサンダルを履くルール。

ようやく何か回り始めたぞ!みたいな。
長く停滞してたけど、やっと動き出した!って。

具体的に話が進むまでにはかなりのお時間がかかったとか。

ご主人
妻の往訪からまた期間が空くんですよ。結構長く。だから山義さんには建てるまで異様に長くお世話になってるんです。
奥様
私の突撃訪問から7~8年ですね。(山義で)建てられる可能性があることはわかったので。その希望を胸に右往左往してました。(着手の)順番待ちもあったり、震災もあったり。
ご主人
僕らもハッキリしないところがあったんですよ。実家の敷地内に建てようとか、土地を新たに購入するとか。ホント、その間、いろいろ相談をさせてもらって。
奥様
たくさん、たくさん振り回しちゃって。
横山
流離ってたんだよね。遠回りして。結果的にはよかったんだろうけど。そんな最中、ポンッとこの土地が出てきたんだよね。
ご主人
不動産屋さんに土地探しに行ったときに、北会津にこんな土地あるよって言われて。(実家も北会津で)同じ北会津に土地を買うのもなぁって思ったんですが、子供たちを転校させたくないとも思っていたので。いろいろ考えて。こういう土地なんだけど見てもらおうよって。で、山義さんに相談して。
奥様
建物(当時の空家)が敷地内に目一杯に建っていて。土地の形状もよく判断できなくて。山義さんに見てもらったら、「早く抑えて」ってなって。
横山
条件的にあってたんだね。学区移動は避けたいってのもあったしね。北会津のこの場所は都市計画区域外で一般の人は家を建てられない場所なんだけど、たまたま都市計画法の特例が残ってたんだよ。それを使えるのがあと6ヶ月ぐらいしか残ってなかったんじゃないかと記憶してる。プランありきじゃなくて、外部的な要因が整ってたから買ったら、って言ったの。
奥様
売主さんの事情もあって価格も手頃で。身の丈の範囲で収まった。
ご主人
僕が覚えてるのは、山義さんに土地を見てもらったら、うーん、うーん、って土地を一回り見てくれて「ここ、イイんじゃない」って言ったことです。一言だけ。妻と「今、イイんじゃない」って言ったよね!って目合わせして。
奥様
うん、言った!言った!って(笑)。
ご主人
だったら、いいか!って。普段「イイんじゃない」とかあんまり言わない人なのに。背中を押してもらったと思えました。
奥様
ようやく何か回り始めたぞ!みたいな。長く停滞してたけどやっと動き出した!って。そこから事務所に戻ろうってなって。黙って、ササーっと目の前で図面を画きはじめて。「う~ん、こんな感じかな」みたいな感じで。そこからは駆け抜けるように進み始めました。

(1)季節外の履物は上がり口の下へ格納。モノを閉じ込めない収納の良さは「仕舞い込み」がないこと。不必要なモノを持たない潔い考え方。荷物をポンッと置く。腰掛ける。この高さがちょうどイイ!(2)近所の猫も遊びに来る。(3)一番上のお兄ちゃんも呼んで記念写真。

会津山義との打ち合わせはどうでしたか?

奥様
住み方、暮らし方の話をたくさんしました。
ご主人
話したと言うか、聞き取ってもらったっていうか。こっちから上手く伝えられなかったっていうのもあったので、じゃあ、あなたたちはどういう暮らしをしたいんだろう?っていうのをいろいろ聞いてくれたんですよね。僕たちはこういうふうにやりたいんですよ。こういうのがイイんですよって。そうすると具体的にそれはどうして?これはなんでそう思ったの?って掘り下げて聞いてくれるので、そこでハッと気づくこともあって。じゃあ、こうしたほうがいいのかな…って逆に考えるきっかけを貰ったって言うか。
奥様
例えば土間にあるキッチンですが、こっちにだって、あっちにだってキッチンは置けるんだよ、って言われて。なんでココにしたいの?と聞かれるとわからないんですよ。いや、なんとなく・・・ってしか答えられない。でも、それが考えるきっかけになって。なんでだろう?でもやっぱりこっちがしっくりくるなぁって。
その土間ですが、土間が欲しいって伝えてはいたけれど、こんな風にとまで具体的に何か示したわけではなかったので。プランを見たときに、コレがイイ!ようやく伝わった!こんなにスルリと解釈してくれたんだ!と魔法使いのように感じましたね。
ご主人
横山さんには本当に辛抱強く僕らに付き合ってもらって。
奥様
7~8年の間にイイ意味でゼロになれた。価値観も変わったし、家族構成も変わったし。子供ってこういう風に育ってって、ぜんぜん違うものになっていくんだと感じていた時期だったので。自分たちにとって家を建てるのに本当に良い時期だったのかもしれない。今思えば。
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