風義ブログBLOG

2007.07.23
風義について

山義マイクホーン?

山義の作業場は1階と2階分かれています。
1階は主に墨付けや刻み(上棟式前の作業)や
造作材加工(床板や枠など)を行います。
2階は山義オリジナル家具(お客様に結構評判のよい座卓や
ダイニングテーブルの製作しています。
  
作業場は機械の音が騒がしく、上下階の連絡が取りにくいのです。
音で知らせるブザーや光で知らせるフラッシュなどもありますが、
もの作りが好きな大工さんが自作で作ったのが、
その名も『山義マイクホ〜ン。』
これがケッコウ優秀でして大きな機械音がしても上下階の声がよく聞こえます。
『ツーハンだぞー。(お昼だぞー。)』
『一服だぞー。(休憩だぞー。)』
なんて感じです。
 
職人ってガンコで気難しいイメージがあるかもしれませんが、
実際はユーモアがある人のほうが多いんですよ。
20070717_01.jpg
 
職人さんが今製作しているのは床下暖房システムの床ガラリです。
暖房システムメーカー推奨品は樹脂製品で、
わたしたちの創る空間には違和感がありました。
既成品がないなら山義オリジナルのガラリを作ろうと・・・。
木製ガラリの製作は細かいですが、
職人さんは慣れた手つきで作ってくれます。
 
自分達の作品に合わないものは自分たちで作ろうかとはじまったのが6年前。
当たり前のことですが、お客様の家や家具だけでなく
道具や作業場を自分仕様にカスタマイズするのが、本来の職人ですもんね。

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