風義ブログBLOG

2007.09.07
風義について

自然素材の外壁〜仕上げ編〜

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仕上げ塗りの作業がやっと始まりました。
練られた色は下塗りと現段階では変わらないようです。
期待50%、不安50%で作業を見てみると・・・・。
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えっ、笑いながら何で削っているの!?
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そんな、隅っこまで削って!
仕上げの具合ヤバかったの・・・?
あ〜あ。
待ちに待ってせっかく仕上げた壁を、ブラシで削っているではありませんか。それも大人数で。なんてことしちゃったんだよ〜。早く現場に来ていればこんなことにならずにすんだのに・・・。でも、削ったラインがきれいな水平線を描いていますよね。
 
・・・って。実はこれ、仕上げ壁のテクスチャーなのです。塗り壁が乾く前にブラシで軽くかき落とし、その後、定規を当てブラシで横引きします。最後に乾いたブラシで表面を掃きます。乾いてしまうとテクスチャーをつけるのが難しいので、南東・南・西・北面と分けて、大勢の左官職人で作業をしていたのです。
ブラシでかき落とすことにより、多彩な表情を創り出す意匠的な魅力が増すだけでなく、表面積を増やすことによって壁内の水分を排出する通気性アップの効果や、モルタルの1/9の比重と熱伝導率が小さいことによる断熱効果も期待できそうです。
 
 
 
 
 
 
 
素晴らしい仕上がり具合で、思わずお客さんの携帯に電話をかけてしまいました。
「この壁、生きていますよ。」
仕上がりは9月下旬の完成見学会でご確認ください。

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