風義ブログBLOG

2008.03.07
住宅ローンアドバイザー

借換え? 繰上げ返済??

住宅ローンを借りて家を造りすっかり安心しているOBのお客さんもいるかと思います。
でも、ローンは返し終わるまで続きます。
‘借り方‘より‘返し方‘のほうが大切なんですね。
(な〜んか、CMみたいになっちゃいましたね。(笑))
参考までに、今月の住宅ローンアドバイザー通信の内容をひとつ。
たとえば、手元に100万円住宅ローンに使える資金があった場合、
『繰上げ返済』or『借換え』どちらがお得な選択なんでしょうか?
繰上げ返済は
毎月の返済とは別に借入金額の一部または全額を前倒しで返済することで
返済により元金が減り利息が軽減されるのが特徴。利息軽減を狙いすぎて
繰上げ返済をしすぎ、他の資金(教育資金・イベント資金)が必要な時期に
資金不足になるリスクも。また、繰上げ返済で期間を縮めたことで借り換え
ができなくなるケースもあります。
(残存期間より長く期間を設定することが出来ない為)
借換えでは
登記費用や新規で借りる時と同様の書類が必要で、
手続きに手間とコストがかかります。
私的にはライフプランニング(生活の収支計画)をしっかり行い
どの‘時期‘にどの‘資金‘がいるのかを設計することが大事ということ。
■ex・教育(大学)資金の目標として一人400万を貯蓄(2人であれば800万)
 現在、300万円あれば年間貯蓄額は一人につき25万円必要ですね!
具体的には
■繰上げ返済(見直しプラン1)
 残返済期間25年 残債金額2300万円 金利3.5% 
 月返済¥115,143 総返済額約3454万円
↓100万円を繰上げ返済した場合
 残返済期間23年4ヶ月(▲1年8ヶ月) 総返済額約3324万円
■借換え(見直しプラン2)
 残返済期間25年 残債金額2300万円 金利3.5% 
 月返済¥115,143 総返済額約3454万円
↓70万円を返済して借換え(20年固定3.0% 借換え手数料・登記費用約30万円)
 残返済期間22年(▲3年) 残債金額2230万円 金利3.0% 
 月返済¥115,490 総返済額約3153万円
 (20年後以降の適用金利が4%だった場合、
               総返済額約3052万円+70万円+30万円=約3153万円)
 
繰上げ返済では約130万円の利息軽減効果が。
一方、借換えでは20年固定なので残り2年分の金利は不確定ですが
今までと同じ返済額であれば22年で完済。
借換えの効果は約302万円の軽減効果を得たことに。
手持ち資金がある場合のポイントは
『借換えを先に検討』してみてください。
たとえ金利差が0.1%だとしても繰上げ返済よりも50万円位の
軽減効果が得られるケースも。
家族のライフプランによりいろいろなんですけども、
『手数料が高いから』、『手続きが大変だから』などの先入観にとらわれず
シュミレーションで効果を比較することが大事ですからね。
資金計画は設計計画と同じくとても大切な作業!!
こんな私の頭でよければ是非、ご利用下さいませ。
(無料です。(笑))
IMG_4417.jpg
*ブログと関係のない写真でスミマセン。発表会の息子と娘。可愛かったのでツイツイ。

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