- 2008.06.10
- 風義について
マイスタイル
先日、連載されている記事にこころ揺さぶられました。
ベテラン鮨職人さん。
彼は、鮨は江戸前の仕込みじゃなきゃとか、魚を握らないと鮨じゃないとか、
そんな考えはなくトマトを握ろうがハムを握ろうが一向に構わないと言っています。
もともと握り鮨は小腹ふさぎだそうで、
商いが成り立つのなら『トマトの握りはおかしい』と言う方がおかしいとも。
本題はここからで、
じゃあ何でトマトを握らないのか。
理由は単純、
彼自身が握って美味しいと思えないからだと。
回転すしにも行くらしく家族でワイワイやるのには一番いいともいっています。
私なんか違う意味で回転すしですが。
『最近は純粋に握りで勝負したいと考える若手の店が増えているようで
頼もしい限りです。繰り返しますが鮨にはいろんな鮨があっていいし、店も
いろんな店があっていい。ただ、私自身はそういう若手の目標になれる
存在でいたいと思います。』と話しています。
似ているな。
相談に来るお客さんも情報過多ぎみで苦労しているようです。
ビニールクロスもあれば塗り壁もあり、
集成材の家もあれば軽量鉄骨の家もあり
BOX住宅もあればログハウスもある。
それぞれに研究と努力、試行錯誤しています。
いろいろあっていいんだと思いますよ。
『こんな感じでいかがでしょうか。』
私自身が住んでみて気持ちいのいいもの。
その為に、毎日が勉強です。
『まじめにやってきたから今があると思う。』カッコいいっす。
(2008・06・07 読売新聞の時代の証言者から。)