風義ブログBLOG

2008.09.02
山義標準仕様

左官と付き合う

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左官という仕事はとても興味深い。
土の塊からうつくしさを表現し、
粒度を揃え砂や糊、水と語りコテ先の加減で壁に仕上る。
おおらかな左官の感性は豊かな壁の表情を創る。
それ故に職人の勘や経験に頼るところがおおきく
土地柄や気候風土によって多種多様な表情を生み出す。
われわれ大工職とはことなり図面等の作図などがなく
技のほとんどは‘口伝‘なので
設計者などを困らす職でもあるのも事実。
また、天候により工期も読めず
現場監督泣かせでもある。
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ではなぜにそのような壁をつくる左官と付き合うのだろうか。
とにかく彼らの姿を見てほしい。
図面、サンプルやカタログではなく
彼らの技を見てほしい。
とにかく見入ってしまう。
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左官の創る壁は別格だ。
仕上た壁を眺める。
「シャ―」っと
コテの声が聞こえてくるのは私だけだろうか。

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