- 2009.11.28
- 風義について
後発でも、ものにする。
‘‘スコッチに勝った‘‘
今朝の新聞の一面にありました。
日本の活力と題し、サントリーの山崎蒸留所が紹介されていました。
「まだ若いな。」
「そうですね、熟成が足りない。」
チーフブレンダーを含む7人のブレンダーが作業を繰り返す。
同じ製法でも樽が違えば味も変わるようで一日に100種類以上の合議
されるようです。
日本に蒸留所ができて85年。
『本場にはかなわない。』と言われ続けた85年でもあったようです。
本場には100以上の蒸留所が存在しそのブレンドが深い味わいを生むが、
数少ない日本の蒸留所では樽の素材や置き場所を変えたりで
原酒を100万種類まで発展させたようです。
このあたりが、世界に誇れる日本人の力ではないでしょうか。
また、名人一人が仕切りる本場に、
組織力と独自の感性で迫ったところもそう感じますね。
私もウイスキーに、彼らの想いが伝わってくる時間が恋しい年頃になりました。
近年世界に注目される食文化。
鮨だけでなくビールやウイスキー、イタリア料理など
西欧での活躍も素晴らしいものがありますよね。
今回、地域版ではありますが
チルチンびと‘‘寒さに強い、本物の木の家09‘
に山義のOBさん宅が掲載されました。
大工がつくる家や工務店の存在は後発的ではないものの、
認知や信頼という尺度では大手さんに大きな差をつけられたことは
事実ですが、今回の掲載内容からするとイイ評価を頂いたと素直に感じます。
『後発でもあきらめずに追いかけ、その良さをものにする。』
米や酒などの食文化、会津塗や絵ろうそくなど工芸品など
豊かな文化を育んだ会津の精神。
その良さを自分のものにしていきたいと感じた時間でもありました。