風義ブログBLOG

2012.01.25
小金井の家

木製サッシュ。

近年、アルミサッシュの普及で、木製の窓枠は激減しました。

しかし、木の手ざわりや、ほかの材料にはない温かみが見直され再ブレイク。
過去の木製サッシュは隙間が多く、気密性に優れたアルミサッシュの台頭で
シェアを奪われましたが、国産で優れた気密・断熱性能を持ち合わせた木製サッシュが登場。
大変高価ではありますが山義では徐々にその数を増やしています。

私が想う木製サッシュの優れた点は、その質感。

しかし、常に風雨にさらされる窓枠に木材を用いると、どうしても劣化や腐食の問題が
生じてきますよね。また、長年使用しているうちに木に狂いが出て収まりが悪くなったり、
塗装品であれば剥がれてくることも考慮しておかなければなりません。
木製サッシュを採用する時は設計能力は無論、施工技術の高い品質の物を採用することが
ベターかと思います。

“小金井の家”は全窓木製サッシュを併用しております。
室内建具の延長線のようなちょこちょこと造ったものではなく、
しっかりと公的な性能を表示できるものです。
冒頭触れた質感はもちろん性能値を併せ持つ信頼できる木製サッシュ。

断熱性については工事期間から実感、とっても満足です。
木の断熱性能はアルミより優れています、また視覚的にもおすすめ。
また断熱性能の左右を決めるのは窓の面積の大部分を占めるのはガラスでございます。
ガラスの枚数・厚さ、空気層の厚さ、ガスが封入されている、などなどなど条件によって
断熱性能は大変大きく変わります。
ここまではメリットしか述べておりませんが、
木製サッシュのデメリットは手入れがアルミに比べて多々必要なことでしょう。
定期的にメンテナンスが求められます。
寿命に関してはメンテンナスにもよりますがアルミサッシュのほうが
木製サッツュより長いかもしれません。
10年20年と補修などが必要になると思います。

何だか木製サッシュに不利な言い方をしていますが、
しかしどちらかを選べと言われればやはり木製サッシュをチョイスしますよ。
皆さんも一度見て下さい。その違いをね。

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