風義ブログBLOG

2012.08.30
材木町の家

豆腐や湯葉は私の好物のひとつです。

豆腐や湯葉は私の好物のひとつ。

おおきな湯葉のようなこちらの白い布は1200年の歴史を持つ越後・小千谷縮のれん。
特注品の小千谷縮は重要無形文化財の逸品です。
強撚糸を織り込み、手揉み、湯揉みのシボ出しは越後職人の技によるもの。
その地で手で紡ぎ、手織りされた本麻は選び抜かれた最高の逸品。

こんな素晴らしい素材を湯葉のようだなんていったら
越後職人さんに怒られちゃいそうですが、
山義の家で暮らすご家族にご提案している素材のひとつです。
山義では食品庫や玄関収納など収納関係を必ず設計に盛り込みますが、
その際に収納庫の出入りにドアや引戸などの建具があると
いちいち開けたり閉めたり面倒くさいし荷の出し入れ時両手がふさがり尚更やりづらい。
そこでのれん登場となります。
上品な質感の”のれん”が下がれば雑多になった収納庫の様子は想像できません。
また、季節や室内のインテリアのカラーに合わるのもおつなものです。

今回材木町の家のカラーは白色で室内を基調しました。
ご家族もきっと喜んでくれることでしょう。

Entry

Category

Archive