風義ブログBLOG

2013.12.29
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まとめ。

昭和から平成になり四半世紀となる平成25年の今年。

平成元年に消費税3%の導入が決まり今年8%の導入決定となりました。日本の借金は平成元年230兆円あったのが現在では900兆円超。おどろくことに4倍弱に膨れ上がっているのです。2014年4月より消費税8%になり2015年10月よりは10%に上がることが予想されます。来年度の国の予算は100兆円弱に決まったのに対し税収入はざっと計算で50兆円程度、残りは国債を発行し借金でまかなう計画。もしこの国債の部分を消費税でまかなうとすると20%前後の設定が必要です。次の四半世紀後の平成50年ごろに振り返ると「平成25年は増税の幕開け元年だった。」なんてことになりそう。

2012年度の業界報告書によると住宅購入のプラス要因として「住宅所得の税制」と「金利」とありマイナス要因 としては「家計収入の見通し」となっていました。2012年当時消費税増税の可能性はわかっていたので消費者は消費増税よりも景気感や家計収入そして金利を気にしていたことになります。とはいえ2013年9月までに請負契約を 締結すれば2014年4月以降でも5%の経過措置が功を奏し駆け込み需要が発生いたしました。 この駆け込みによっておきる反動減を補うために住宅ローン減税をはじめとする減税政策や長期優良住宅及び 低炭素住宅などの認定基準をクリアーした住宅に対する補助金政策などがあり、 我々が取り扱う住宅は高額商品の為このような政策に影響を受けやすく増税の幕開け元年となればなおさらのことですね。しかし、上記のような政策に合致しようとすると残念ながら独自性の失われた既製品の香りがする住まいとなり質の高い資産価値のある住まいにはならないと感じます。 大増税時代に突入した本年、消費増税や住宅政策に振り回されず良質な住まいをつくり続けることを誓った年末の日でした。

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年末しばらくぶりに、一級建築士資格学校のお友達と新潟市内で合流しました。

人生の地図を手に入れた者、新たに地図を描く者、そして過去の経路を引き返す者。

今度会うときはみんなどんな場所に進んでいるのかな。

 

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