風義ブログBLOG

2014.09.17
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こちらも晴れ舞台☆

門田黒岩の家に続きまして、こちら喜多方の家も上棟式であります。ご先祖さまから受け継いだ素晴らしい敷地を大切にできたプランです。広々とした2階LDKの一角には大きな窓を計画しました。写真右手側にある自宅庭園越しに見えるのは日本百名山のひとつ飯豊連峰であります。うつくしい景色をいただきながら暮らす生活がたのしみですね。

IMG_1671.JPG

話は変わりますが、みなさんはなぜ家を建てるのでしょうか?大学の先生にすすめられた新書「住まいと家族をめぐる物語ー男の家、女の家、性別のない部屋」西川祐子から一部抜粋します。

〜夫は会社と家庭の中間に自分だけの空間と時間が欲しいと願い、妻は家庭の外に自分だけの生き甲斐が欲しいと思う。子どもは? 子どもは昼間は学校に、夜は塾に通わなければならない。NHKが持続的に実施している国民の生活時間調査によれば、持ち家の時代になるにつれて、住人の住まい滞在時間が短縮される傾向がみられる。なんという矛盾。今や住宅にほんとうに住むのは、高齢者だけであるかもしれない。〜

何だか、すごく深い感じです。

西川祐子1937年東京生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了後、パリ大学で博士号取得。元京都文教大学人間学部教授、専攻はジェンダー論、日本とフランスの近・現代文学。

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