風義ブログBLOG

2015.03.02
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善悪。

人が人を殺すということは、ひとつの具体的事柄であり絶対に悪いとは言えません。

戦時には躊躇なく人を殺し、静時には人殺しが最悪と感じる。

人は自分に都合の良いことをし、悪い事はしません。

死ぬことが良いことであれば、人を殺すより先に自分が死んでいるはずです。

でも、自分は生きている。

人が人を殺すということは、悪いことだと知っているからです。

善悪の判断は、「自分の外」ではなく「自分の内」にあります。

(池田晶子 2003 「14歳からの哲学」考えるための教科書 株式会社トランスビュー)

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