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2015.05.13
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幸福度を測る。

「幸福度を測る」と題して日本経済新聞にて連載があります。

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(門田黒岩の家 LDKから庭の眺め)

 幸福か不幸かをアンケート調査をおこない、その人が感じている幸福度を数値化し国別、男女別、世代別、地域別にデーター比較して幸福感に影響を与えるであろう様々な要因との関係を統計的に解説します。どの要因課題の解決がもっとも幸せになることが有効か確かめることができる研究です。

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(門田黒岩の家 キッチンからの眺め)

 幸福度の要因を経済面と精神面の2つ分類します。経済面とは所得や雇用、精神面とは性別年齢や人間関係など。幸福度は若者期は高くその後落ち込みますが、高齢期に向かい上昇するU字型を描きますが、日本では高齢期に上昇傾向が確認できないようです。

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(門田黒岩の家 2階ベランダからの眺め)

 結婚後の幸福度の研究もあります。女性を対象にした研究によれば、結婚1年目が最も高くその後逆U字型に低下します。理由など今後検証が必要ですが、出産でも同様に逆U字型落ちるようです。

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(門田黒岩の家 ダイニング)

 仕事で得た給料などの所得だけではなく、仕事の内容からも幸福度を得ることがあると主張する研究もあります。特に、自営業者は低所得長労働でも、自己決定権などの高自由度により、仕事の高満足度を感じるようです。

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(門田黒岩の家 LDKからの眺め)

 子育ては、どうでしょう。育児教育は多額の費用がかかります。子育てのため離職するケースもあります。子供を持つことが負担増となれば、結婚や出産をためらうケースが増えるでしょう。一方で、人は自分の満足度を高めようと行動を取るという研究もあります。子育ては大変だけど幸せと考え行動する母親がそれです。子育ては、経済面では幸福度を下げっていますが、精神面での幸福度を上げようとする行動の一例です。

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(門田黒岩の家 見学会応援にかけつけた長女)

 

そこで、経済面の幸福度を上げるため所得を増やし幸福度は急上昇しますが、やがて新所得水準に慣れが生じ以前の幸福度に戻ることが研究で明らかになりました。これを幸福のパラドックス現象といいます。所得増による幸福度は急上昇し急降下します。それに対し、子育てや家族と共に過ごす行動による幸福度は持続可能であると述べています。

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(門田黒岩の家 吹き抜け)

 住宅は幸福度とどのように関係しているでしょうか?

門田黒岩の家 施工実例ギャラリー

http://www.aizu-yamayoshi.com/works/gallery/20150502/index.php 

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