風義ブログBLOG

2019.02.28

門田飯寺の家

門田飯寺の家です。小雨のなか、屋根の破風板(ハフイタ)取付工事がおこなわれています。破風板なんて言葉、あまり聞きなれませんよね。破風板とは屋根の小口面の部分をさします。

詳しくは、ウィキ先生からhttps://ja.wikipedia.org/wiki/破風

ウキペディア、とても便利でよく使うのですが、大学院の先生からは「信ぴょう性がない!!」って批評を浴びていましたが、自分の関心ごとなんかチョチョイっと調べるにはすんごくいいんだけど。

で、添付した写真の柱を見てください。外周部分ですがわかりますか。一定間隔で1階と2階の柱が施工されていますね。この間隔は910ミリ。さらに1階と2階の柱位置をそろえることで、荷重を均等に基礎に移していきます。柱の強度を示す柱径寸法や、横揺れに備える耐力壁の仕様となる筋交いや面材のご案内やご説明をするカタログや営業マンさんはいらっしゃいますが、最上部の屋根部から柱部、基礎部、地面部と荷重を素直に伝えていく住宅計画のご案内、本業界では手薄になっているようですよ。建築士でない方々も住宅プランを提案する際に、このあたりを気に留めてくれるとお施主さんも安心するでしょうから。「事務所に戻って、建築士に確認します!!」なんてせずに。

建築物の最上部にある「屋根」って漢字に根っこの「根」が含まれる理由、こういうことなのかもね。

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