風義ブログBLOG

2021.01.18

器を振り返る。

会津塗りのお弁当箱、息子の愛用品です。漆器の場合、プラスティックやアルミニウム性の物と比べれば、ひび割れや凹みなどなりやすい繊細な器ではあります。一方、漆材と職人さえいれば修理やメンテナンスをほどこすことで、とてつもない時間を器とともにすることが可能です。数万円する会津漆器を通学用に?そのご意見、ごもっともでございます。ですが、こうした日常づかいから、地元のものづくりを支え、広めてゆくことができるのだろうとわたしは考えています。

内側のひび割れ部を、布張りして補強していただきました。

わたしは、コンクール向けの漆器よりも、日常づかいの漆器に寄り添いたい。

 

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