風義ブログBLOG

2021.04.29

一重孔希展

一重孔希展「いのちの炎」に行ってきました。展覧会の会場は、大和川酒蔵北方風土館 昭和蔵です。大和川酒造店の会長の弥右衛門さんと一重さんは大の仲良し。こうした「きずな」を垣間見ることもできそうですね。

風土館への来場は2回目。前回は、やはり一重さんの展覧会「平成の羅漢像」(2014)でした。6年前ですか、月日が経つのは早いものですね。

それでは、入館しましょう。

お出迎えは、若かりしい頃の一重孔希。

そういえば、この頃の話、あまりしてくれなかったなぁ。(かといって、聞きたかったワケでもないけれども。)

COVID-19を考慮し、午後開催予定のレセプションは不参加と、開館まもなくと思い伺いましたが思いのほかの来場者の方々。展覧会は地方紙でも紹介しているので、無理もないよね。

「見たことある!」、と思ったら一重さんに工房や自宅で使用していた家具や民芸品。一重さんの持ち物は、素敵なものがたくさんあって、いつも「いいなぁ〜」「すごいな〜」って眺めていました。

生活の器を生み出してきた彼から、どれほど学ばさせてもらったことか。「住宅は器」、なんてことは言ってませんでしたが、私はそう捉え解釈してました。

工房で用いていた陶芸道具も展示されていました。見ての通り、既存の道具を自身が使いやすいように手を加えることで、あの造形が現れていたのです。ポンポンとスタンプが押されるように同型同種が産み落ちされる近代。ものづくりとして、彼はいかにして生きてきたのだろう。

男と女の絵、この作品も彼のもの。私たち夫婦にプレゼントしてくれた数枚なかのひとつでした。

平日の合間に、もう一度足を運んでみようかなぁ。

 

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