幼い頃から馴染んだ裏山の景色を
今、新しい目線で楽しんでいます。
心地良さの融点 vol.2A様邸 (2009年5月ご入居)
家づくりは楽しかった。
家内と意見の衝突もなかったし。
- ご主人
- 自然素材の家と言っても、一部に壁紙や合板を使う会社が多かったんですよ。でも、山義はどの現場を見ても素材にブレがありませんでした。これは間違いないな、と。2回目に行くときには、家づくりの先輩である両親も連れて行きましたが、仕事が丁寧だと繰り返してました。大きな梁の家だったので、よほど技術に自信があるんだろうと。
- 奥様
- でも、決めるまでには2年くらいかかったんですよね(笑)。
- ご主人
- なかなか踏ん切りがつかなかったんだね。色々見て話をして・・・。
- 奥様
- 複数の会社で、同時進行で何度も図面の修正をしているうちに、本当にそれでいいのかと迷ってしまって、冷却期間をおいたんです。自分のブームとか勢いで決めてはいけないと思ったので、一定の期間あえて家づくりについて考えませんでした。
- ご主人
- 結果的には、最初のプランと大きく変わった訳ではないから、間違っていたわけじゃないんだよな。
完成して、仕上がりは想像通りでしたか?
- ご主人
- ん、それは間違いないですね。
- 奥様
- 壁もサッシも真っ白というのはどうかと思っていましたけれど、漆喰の質感のせいか、真っ白なのにまぶしくないですよね。この壁と木の組み合わせは正解だったなと思います。
- ご主人
- 木とのバランスと、漆喰の質感なんでしょうね。
実際に住んでみてから、意外に良かったということがもしあれば教えていただけますか?
- ご主人
- 「意外に」ってことはないです。思ったとおりいい。あ、でも、例えばこのベンチに座ったときに、背もたれに絶妙な角度がついてるんです。こういうのは完成するまで分からなかったですね。あとは、柱の角の面取りが、上と下で幅が違うとか・・・
- 奥様
- あそこもじゃない?階段の柱の丸みがすごく気持ち良い(笑)。
- ご主人
- 細かいところの優しさみたいなものは、住んでから徐々に分かってくるうれしい発見ですよね。ほら、この階段手摺も、裏に溝があって指が引っかかりやすくなってるんですよ。見えないところまでよく考えますよね。まさに匠の家ですね。
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