お客様邸訪問INTERVIEW

好きなことで、何かできることはないかなぁと考えて。
農業をやるために只見町に引っ越してきました。

田園の中のモダンハウス vol.1F様邸 (2012年10月ご入居)

一年の半分近くが雪に覆われる国内有数の豪雪地域只見町。盆を過ぎた只見町はまだまだ夏の真っ盛りといったところ。スクスク成長している苗が一面の田んぼの真ん中にF様邸がある。

只見に来る前は東京でサラリーマンをしていました。
好きなことでできることはないかなぁと考えて。割と安易な考えですよ。

トマト生産農家さんなんですよね。

ご主人
例年、8月の前半から収穫しはじめるんです。これから9月~10月が本番ですね。10月いっぱい収穫するんですけど、その10月に収穫するものを今仕込んでいる最中です。
専務
ハウスを見せてもらってもいいですか?
ご主人
今年から自動灌水の仕組みなんかもいれてだいぶ楽になりましたね。(多少赤みのある玉を手に取って)だいたいこれくらい赤くなったものを採るんです。1日置くと真っ赤になるので。毎朝全17棟のハウスを1棟1棟、赤みを確かめて採っていく。そのまま農協(選果場)へ持っていくというのが日課です。

(1) F様は南郷トマトの生産農家。生産時期は毎朝5時から全てのハウスをまわる。南会津地方は標高も高く、トマト栽培にはうってつけの土地だ。(2)(3) ハウスは邸宅から車で2分の距離にある。現在全17棟のハウスを管理している。(4) 出荷のために選果場へ持っていくのは、まだ赤くなりきる前のトマトだ。消費者の手元に渡る時には真っ赤な果肉となる。写真のトマトは一昨日収穫したもの。

南郷トマトは全国的にも知名度が高いですね。

専務
どのへんに卸されるんですか?
ご主人
主に関東ですね。やはり「南郷トマト」と言えば、全国的にも知名度が高まっていますからね。ウチももう少し規模を大きくしたいと思っています。その場合、収穫を仲間に手伝ってもらったりしなくちゃならないですが。農家仲間のうちではそのような「手伝い文化」があります。ハウスも自分たちで建てるんですよ。今年はあそこのウチがハウスを建てるから皆で手伝いに行くみたいな。

南郷トマトはすべてエコファーマーの認定者で、減農薬、減化学肥料により栽培された安全安心なトマトです。 農薬散布を減らすために防虫ネットを張り、マルハナバチによる自然交配で着果させています。
出荷はすべて南郷地区の選果場に集められ、糖度センサーを完備した光センサーによる選別、 豪雪地帯の立地条件を生かした雪室冷蔵庫で鮮度保持をして出荷しています。
(出典:《特許庁ホームページ》地域団体商標登録案件紹介)

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