コレがイイ!ようやく伝わった!
こんなにスルリと解釈してくれたんだ!と魔法使いのように感じましたね。
通り土間のある家 Vol.01N様邸 (2016年8月ご入居)
わ~、コレ、好きだなぁって。ギャラリーに置いてあるインテリアや雑貨。
本棚に収まっている書籍や雑誌は特に印象深くて。
会津山義のことはご存じだったのですか?
- ご主人
- 僕の実家に居たんですよね。狭い空間でいつまでも親と同居してるのもなぁというのもあったので。いずれは自分たちの空間を設けたいなと思っていました。でも、最良のカタチはまだ見えていなかった。実家の敷地内に新居を建てさせてもらおうかとか、実家の小屋をリフォームしようかとか。いろいろ考えてたんです。
- 奥様
- 資金のことなんかも具体的に調べていたワケではなかったので。先走った気持ちだけでいろいろ(住宅会社を)見ていたんです。建てたい、建てたい、って気分だけはどんどんアガっていって。あちこち見て歩って回っていたんです。
- ご主人
- 山義の家も雑誌なんかで見てて。いいな、とは思っていて。
- 奥様
- 以前の勤務先でも、上司や取引先から山義さんのお家はいいよーって耳に入ることも多くって。ウチもそろそろって話題になったときにその上司から見てみろ、見てみろって強く言われて。(山義さんの)事務所に連れて行かれて。その時、事務所の雰囲気を見て、わ~、コレ、好きだなぁって。ギャラリーに置いてあるインテリアや雑貨。本棚に収まっている書籍や雑誌は特に印象深くて。でもこの時点で山義さんに具体的な相談は全然してません。その後もお客様の家も数件見せてもらったりして。あー、やっぱりいいなぁって心に留めるまでで。
- ご主人
- この時期、他社さんのモデルハウスを結構見に行ってたんです。
- 奥様
- 行きましたが・・・、はじめから土間が欲しいというのがあったんですけど、そのニュアンスがぜんぜん伝わらないというか。土間っていってもゴミ捨て場みたいのがあるぐらいで。モヤモヤモヤモヤ・・・。なんでこんなに伝わらないのかなって。
- ご主人
- すべてあっちに決められているような感覚なんですね。そんなモヤモヤがあっても山義さんに具体的な相談には行かなかった。
- 奥様
- 断られたら怖いって(笑)。自分たちにはムリだろうなとは思ってましたから。
- ご主人
- だよね。
どうしても、山義のことが諦められなかったと伺いました。
- 奥様
- メーカーさんは自分たちの好みではないなと思っていたので、どちらかって言うと工務店。会津にある地元の工務店を幾つか回って。予算はこのくらいで、小さくてもイイんだけどってざっくり話して。ざっくり話したことが直ぐにプランになるのが怖かったですね。土地から入るワケでもなく、プランだけが先行して。自分の思いを伝えていないのになんでここまで話が進んじゃうのかなって。お金だって借りられるかどうかかもわからないのに・・・っていうのが逆に不安になったり。
ただ子供たちはどんどん大きくなっていくので、狭いよね、家建てたいよねって。その繰り返しで。
- ご主人
- いろんな工務店に相談したりしながら、温度が上がったり、また下がったり。その中のある1社からは間取りまで図面を引いてもらって。もはや家の全体像がこんな風になりますよってパースまでもらって。間もなく契約ってところまで行きました。いろんなところと話をしてみて、唯一、この1社だけが僕らの歩調に合わせてくれる印象があったんです。とても良くしてくれて。でも妻からちょっと待って!ってなって。
- 奥様
- (山義に)断られてくるから、って言いました。
- ご主人
- 山義に最後に伝えてみたいと。告白せずに諦めるのはイヤだって。
- 奥様
- 私、好きでもない人と結婚はできない!それでダメだよって言われれば諦められるからって(笑)。
- ご主人
- 実際、山義はムリだろうと決め付けていたので。お金だって想像以上にかかるだろうし。それでも妻が向こう(山義)からムリだとちゃんと言われないと諦めきれないって言うので、じゃあ、行って来いって。
- 奥様
- 次の日、仕事が終わって、18時過ぎてたかな。事務所の灯りが付いていて、居る!って思って。事前連絡なしで。そこも「賭け」みたいなもので。いなけりゃ、それはそれで縁がなかったと思えるし。そしたら、いらっしゃって。帰るところだったんじゃないかな。そこから話をして。これこれこういう事情なんだけどできないかなあ・・・って。そしたら「ゼロになれるんだったらできるかもね」って言ってもらったんです。私としては「(山義に)やれなくはないって言われた!」ってのがその時の収穫でした!