風義ブログBLOG

カテゴリー:山義塾リポート

2008.07.20
山義塾リポート

笑顔は麻薬

軽石であそぼう!!
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夏休みに突入。宿題も兼ねてwinwinさん主催で‘こども工作教室‘を開催。講師は猪俣祐一先生。はじめに、イメージした作品の絵を描き、好みの軽石をチョイス。ブロックの平らな部分や角を利用してつくります。作品は一つの軽石からでつくる方法と組み合わせでつくる方法が。
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作成にあたりポイント
□細くなると弱くなり折れやすくなること
□繊細さぢディテールは苦手
□手は削らないように
□マスクはあったほうが○
                  などなど。
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娘作のキンギョ?。先生もキンギョに太鼓判!!
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先日お邪魔した坂本分校で作家活動をおこなう若杉先生もご来場。
子供は夢中に、親は意地に(汗)
ギャラリー内は人体から発する熱気と軽石の粉じんでムンムンに盛り上がりました。
やっぱ、次回は屋外かな〜。
先生は最後に、
「ものをつくるということは、すぐにはできません。‘じかん‘が必要です。
あきらめないで、がまん強く、作品をつくってください。」と...
イイです。グッときちゃいました。
出来上がりを喜ぶ子供。その笑顔で癒される親。
イイ時間を共有できました。
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イェ〜イ!!

2008.07.07
山義塾リポート

セルロースファイバー

先日、住まいづくりの勉強会として断熱材の工場見学を開催しました。
県内で出るダンボールを再利用。自社工場で製造する安心感がすきです。
吸放湿する断熱材は湿度高の地域にはとても相性が◎。
内装材、床材とは違い、華やかなおもて舞台に出ませんが頼りになります。
つくり手とお客さん。お互いの立場で変わる知りたいこと伝えたいこと。
そのスキマ、埋めていきたいものです。
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日々勉強っす!!

2008.02.14
山義塾リポート

小さな工務店の家づくり〜4

翌朝。
こっそり撮った朝食後のお客さん夫婦のカット。
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イイでしょ〜。
今回、お客さんとお泊りで再認識。
それは、『顧客』を超えた、ものづくりの『仲間』として
信頼関係を構築出来たことではないでしょうか。
伐採する木を山にに見に行ったり、
断熱材の製造現場に行ったり、
建材設備の展覧会に行ってこんな材料を使って創る家づくりはとっても楽しく
こういう楽しみにお客さんも巻き添いに出来たことではないでしょうか。
打ち合わせの回数が増えれば増えるほど楽しいはずの家づくりの打ち合わせ。
大半の方は、予算やガチガチに決められた仕様の内容に愕然としてるののでは。
家づくりは本来楽しいはず。
私もガチガチの予算と日々戦っている訳ではあります。
でもでも、楽しくやったほうがその数が多ければお客さんも山義も思い入れは増すのでは。
私自身も楽しく仕事をやったほうが勝ち!!ですもんね。
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ダラダラ書いてしまった今回のブログでした。
(次回は『寝曲がり梁』〜会津中央の家の現場報告で〜す。)

2008.02.11
山義塾リポート

小さな工務店の家づくり〜3

楽しみにしていた夕食の時間です。
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お客さんの要望もあって肉なし!!の献立を希望しました。野菜と魚中心で健康的ですよね。
パンは車で片道2時間をかけて用意していただいたもの。
(PS恐るべし)
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私の盛り付けです。大盛りです。
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『愉しい家が出来るますように!』ワインで乾杯。
お客さんのこだわりやピーエスのスタッフの家族のお話、今回の夕食の食材へのこだわりなど...。話題はつきませんでした。食事の後は後片付け。
この頃にはみなさんなじんでいましたね。
食後のデザートをほおばりながらお客さんの持ち込み積み木ゲームをやることに。ゲームで狙われる私?いつのまにかそんなキャラが定着。
でもでも、久しぶりに心底笑うことが出来ました。
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ゲストハウスに戻り男性陣は赤ワインでもう一杯。
心地いい空間が場の雰囲気を演出し、それぞれの家族の話?
でもう一盛り上がり下がりしました。
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とてもイイ気分で眠れそうです。
つづく。

2008.02.01
山義塾リポート

小さな工務店の家づくり〜2

最後は屋根が特徴的な木造建築のゲストハウス。
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室内ではピーエスヒーターの水本さんにパネルヒーターの操作方法を説明していただきました。このゲストハウスの熱源は、なんと薪です。燃やしその熱で温水を作っているのです。今回のお客様のお宅にも入る予定。薪ストーブにも薪ボイラーにもなるエコロジーなセントラルシステム。燃料高の時代には持ってこいですね。導入決まれば本州初!みたいです。
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シャワールームも無垢材でこしらえていました。山義でもひのきのお風呂で数件ご提案しています。http://aizu-yamayoshi.com/blog/2007/10/post_29.html見学会時に受ける質問でハウスメーカーさんのアドバイス?でしょうか『木のお風呂なんて大丈夫?』って聞かれます。ご覧の通り大丈夫なんですね〜。
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また、出てきました真っ赤なパネルヒーター。
ふわふわのタオルが幸せでした。
(お客さんなんてマイパジャマ持参。そんでもって温めて楽しんでいましたよ。(驚))
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私の部屋はこんな感じ。(感じイイでしょ〜。)
15年の月日は周辺のランドスケープや建築、家具にも‘風合い‘を与えていました。まさに‘木の良さここにあり‘ですね。
つづく。

2008.01.28
山義塾リポート

小さな工務店の家づくり〜1

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以前視察に行きました、ピーエスヒーターの研究所IDIC(イデック)に
お客さん(大人×2、子供×1)と共に‘お泊り‘してきました。
岩手県の高原に位置するIDICは会津若松市から車で4時間。
車を降りると一面が銀世界。
安比高原のふもとで気温が低く乾燥しているため雪を踏む音が湿度ある会津の雪と違うんですよね。
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放射熱(輻射熱)の冷暖房機器メーカー・ピーエスの、オフィスと工場が一体となった施設です。
そこではピーエスの製品を実体験できるだけではなく、同社が提案するより良い‘室内気候`作りを3つの建築物から体感することができます。
研究所内の建築物は1992年に竣工。
コンクリート(RC造)・鉄骨(S造)・木造の3つの建築物を彦根アンドレアさん(女性建築家)が建築デザインを担当したそうです。
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まずはRC造の研究所。
室内には世界4大陸の植物が育っています。研究所の屋内と屋外は地つながりの状態だそうで、外からトンネルを掘れば研究所内に進入できるかも。金魚も暮らしていました。
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もう一つのRC造の建築も大きな空間が気持ちイイ造りに。
大きなコーナーベンチは腰掛るだけじゃなく座ったり寝転んだりとスタイルは色々楽しめそうですね。(そのデザインいただきます。)ディスプレイ用にあった英国王室ご用達のレモン○○。(名前忘れちゃいました。)
『明日の朝食に食べたいよ〜。』とダダをこね、ご馳走になりましたトーストに付けていただきます。
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ステキですね。真っ赤なパネルヒーター。
つづく。

2007.11.24
山義塾リポート

山義塾〜墨付け・刻み〜

本日の人気者です。
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工場内で〜す。
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標準仕様の45㍉厚床板の加工。8つの刃物が付いた8軸モルダーでこしらえます。乾燥の終わった板をモルダーに通すことにより実(サネ)がついて床板に生まれます。
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通常、一般的に出ている床材はモルダーを通した状態のみで出荷される傾向みたいですね。この状態でも十分イケますが山義ではもうひと手間加えましてカンナをかけます。このカンナかけを「超仕上げ」といいまして極め細やかな表面に仕上がります。
見学会時に「汚れが心配だから床板に何か塗ってほしいんだけど、、、。」とのご意見が多々ありますが超仕上げのおかげで表面にツヤが生まれ将来的には水拭きで十分対応できます。
(過酷な(笑)状況の場合はおススメのワックスがございますのでご相談下さい。)
過去のブログhttp://aizu-yamayoshi.com/blog/2007/08/post_4.html
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体験コーナーでは来月上棟式のお宅で使用するひのきの土台にホゾ穴加工や(柱が刺さる穴です)、鋸(ノコ)で切断してもらい樹種(杉・桧・松)の性格を体感していただきました。
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上手下手は鑿(ノミ)と玄翁(ゲンノウ)の音で慣れるとわかっちゃうんですよね〜。みなさん思った以上にイイ音を出してしましたね。特に建主さんはイイ感じ(驚)でしたね。
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最後はお客さんと大工さんによるカンナがけ大会(笑)で〆ました。
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山義塾で伝えたいもののひとつですが、「建築という行為は個別のもので1回しかない。」ということです。お金持ちのお客様が2回、家を建てられるとしても建築行為は1回なんです。あたり前のことですが、だからこそお客さんに建築という行為を知ってもらいたい。もっと理解してもらいたい。
「一緒に創っていく感覚」をお客さんとともに共有したいのです。
現場の感覚を共有。設計の感覚を共有。工期の感覚を共有。
HPや雑誌など情報過多になっちゃった建築業界。どの情報が的確かはむずかいしい判断ですよね。そうじゃなくても「自社がNO1。」ということで情報が偏っちゃっているのですから。
山義塾ではなるべくニュートラルな状態で行っていきたいものです。

2007.11.21
山義塾リポート

山義塾〜墨付け・刻み〜

今年一番の冷え込みの中行われました「山義塾」。
今回の山義塾は大工さんが一番輝く‘刻み‘の作業見学です。
まず、先日伐採された杉の原木で‘木取り‘の説明から。
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‘木取り‘とは、1本の丸太から、無駄なくイイ製品を採材するか、どんな部材を丸太のどの場所から採材すればイイかを決めること。一本の丸太の中心からは柱や梁を、丸太周辺からは下地材や造作材(障子やドア)を取るのがセオリーです。
樹齢120年位。(オーラあふれてます。)
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続きましては床板の乾燥の様子。
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今年から標準仕様にしました45㍉厚床板です。山義のお客様から「合板やベニヤはつかわないで!」との悲鳴(笑)もありまして採用に踏み切りました。45㍉厚床板は住宅業界では極めて珍しいらしく東京から業界紙が本日取材に来るそうですが、遅刻?らしくまだ到着していません。(笑)それほど魅力的なんでしょうね〜。
素足が気持ちいいとの評判ですもの。
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でもでも、
製材したばかりの木材は水分が多くそのまま使えば隙間やゆがみでクレームになりかねません。
そこで、山義では天日で自然乾燥を進めています。
自然乾燥のメリットは風雨にさらされ木材内の渋みがヌケ、カンナかけすると非常にイイツヤが出ます。人工乾燥と違いコストもタダ!が何よりですね。特に杉材は初期段階で多くの水分を含んでいます。
今日の段階で70%前後。18%前後まで乾燥させたいですね。
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同じ木材でも個人差?がありますので最後は含水率テスターで再確認。
乾燥前(加工前)と乾燥後(加工後)の重さや質感も感じて頂けたかと思います。
お次は新人大工さんによる杉丸太の皮むき作業をご紹介。
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ヘラなどを使い皮を剥くんじゃないのと思っていた方もいたかと思いますが山義ではエンジン付高圧洗浄機でむきます。厚皮は手でむけるのですが薄皮は水圧でないとシブが残り乾燥後きれいな表情になりません。
余談ですがみがき丸太の加工を昔は塩をコンパウンドの代わりにしてみがいたそうです。その手間ヒマから「手塩にかける」という言葉が生まれたそうな!世の中の物がギリギリのガリガリで作られている日本でもう一度考えてみる必要がありそうですね。
(この丸太の仕上がりは完成見学会やOB宅見学会でご覧になれますよ。)
続きます〜。

2007.11.16
山義塾リポート

山義塾〜断熱材工場見学その3〜

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参加いただいたお子様たちも楽しく過ごせた?かな〜と思います。
セルロースファイバーの原料となるダンボール紙をパズル代わりに遊んでいます。
子どもは遊びの天才ですね。
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工場見学の最後は施工の様子をご覧いただきました。
粉砕機にセルロースファイバーを投げ込みホースで壁にブローイング(吹き込み)します。電気のコンセントや換気扇パイプ周りのスキマを埋めるには右に出るものはありませんよね。
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某住宅営業さんが嫉妬(笑)するセルロースファイバーが持つ性能を体感できたかと思います。沈下性や施工性などの住宅性能の?(ナゼ)は自分の目で確かめるのが一番ですものね。
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吹き込みが終わった所で記念写真。
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最後はエコライフのみなさんと共にランチをいただきました。
(ちなみに私は酢豚定食を注文しました。)
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次回山義塾もお楽しみに。

2007.11.06
山義塾リポート

山義塾〜断熱材工場見学その2〜

工場見学です。
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原料には天然木質素材を主原料としたダンボールをリサイクルして使用しています。
木質素材(ダンボール)は木の家との愛称もGOOD。
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ベルトコンベアのような装置で粉砕装置に運ばれホッパーの中でほう素系薬品と調合されます。ほう素が防燃、防虫、防カビ機能を手助けしてくれるそうです。
薬品というとなんだか抵抗ありますが、人畜無害ということだからさらにGOOD。
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粉砕して繊維化されたものが正味15キログラムの袋詰めで出荷されるようです。出荷前には検品を行います。
昨日もTVで建築建材偽装事件がやってました。最近、なんなんでしょうね。
雑誌やインターネットなどによって情報を収集はできてもその情報が‘本物か‘は確かめる必要があるかもしれませんね。特に家となればなおさらのこと。(山義塾の根っこの部分です。)
次回完結です〜。

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