- HOME
- 風義ブログ
- 2016.04.24
- 未分類
散歩中に考えたこと。
私は、「なぜ、建築士になったのですか?」と、質問されることは多くありません。著名人におこなった新聞や雑誌のインタビューなどを読むと、その職業に対する「憧れ」や「夢」など、さまざまなライフストーリーが、繰り広げられています。おそらく、その記事の多くは、担当記者の手腕もあるのだろうとけれども、とても素晴らく、その「こころざし」に、衝撃を受けます。
また、私は、「なぜ、住宅をつくるのですか。」と、質問されることも多くはありません。大工の息子の一級建築士であれば、当然のことだろうと、質問者が受け止めることが、ごく普通であり、あたり前のことでしょ。
私は、住宅業界に入り、20年がすぎようとしています。
今朝は、ゆったりとした時間をいただきました。そこで、ラブラドールの「ヒロ」と、郊外の新興住宅地を散策してみました。ただし、一級建築士としてのメガネを外してね。
休日の朝は、新緑が美しく、とても気持ちよかった。また、同じように、散歩している人も多くて、車も少なく歩やすい。なんだか、人生を豊かにする方法を、自分だけが見つけたように感じる。すると、あることが、目に飛び込んできたのです。その現象は、受け止めることで精一杯でした。
ここで、司馬遼太郎の名言を、一つ紹介しようと思います。「日本人は、均一性を欲する。大多数が、やっていることが神聖であり、同時に脅迫である。」
今朝の散歩は、人生の「関所」になったようだ。
- 2016.04.13
- 未分類
杉板の趣をたのしむ。
5月2日・3日完成見学会予定の「桜町の家」、外構工事の主である板塀工事が終わりました。来週中盤に植栽工事・庭園灯工事へと移ります。
写真で伺えるます板塀の板の色、白赤のコントラスが明確に出ていますが、時間経過のよりこんなに素敵な表情に移り変わりいたします。光と影の陰影も効いていますね。写真は「北会津の家」の東側外観の眺め。
〜業務連絡〜
会津若松市「桜町の家」完成見学会のお知らせ
- 2016.04.05
- 未分類
北会津の家
みなさん、こんにちは。
先週はじめ「北会津の家」では屋外足場が解体され、木目がさえる住まいを地域のみなさまにお披露目することができました。とてもよく仕上がりました。美しいです。「北会津の家」の特徴の一つである南北方向にすーっと伸びる外観デザインは約19m。敷地条件から導き出したその屋外のデザインは家族の住まい方を基軸に屋内のデザインとシンクロしています。
7月予定の竣工では、新しい家族の住まい方をご紹介できそうです。
業務連絡です。
5月2日・3日 会津若松市 桜町の家 完成見学会
- 2016.03.31
- 未分類
年度末
Good evening!!!
昨年のクリスマスに剥離骨折、3月11日の誕生日にインフルエンザウイルスB型感染、春の花粉症によるクシャミで肋骨負傷、そして◯◯◯◯勃発と、本厄だからですかね、さまざまな出来事が週単位で私の身の回りで起き予定が全く立ちません。しかし、流れに逆らわず、流されるまま生きる今の状況に感謝しています。
明日から新年度なので、ブログ更新しなくちゃ・・・。
先ずは会津若松市『花畑東の家』、写真は地鎮祭の様子ですが、現在の工事状況は基礎工事の中盤。花畑東の家では、家族の住まい方をゾーニング(空間構成)を時間の限り行うことで住宅質感の向上を実現しました。
お次は、会津若松市『桜町の家』、こちらはGW(ゴールデンウィーク)の引渡しに向け、大工工事の最終段階。1,2階をパブリックゾーン・プライベートゾーンと明確なゾーニング構成にすることで、家族の住み方に質感が生まれています。『桜町の家』ご家族のご厚意により5月2日・3日完成見学会をおこないます。GW期間中ではございますが、一見の価値ありの作品です。
最後は、会津若松市『北会津の家』。写真は上棟式の様子ですが、なにか出てますよね。しあわせ感ですね。そんな感じを受けたのは私だけかな?
業務連絡です。
5月2日・3日 会津若松市 桜町の家 完成見学会
- 2016.02.28
- 未分類
ありがとうございました。
いわきの家完成見学会ご参加の皆さん、ご覧になられた感想はいかがでした?今回は私の都合により週末土曜日の1日限りでのご案内になりました。準備が整いしだい、竣工写真をホームページにて更新いたします。次回のお披露目は会津若松市内です。
完成見学会前。
完成見学会後。
- 2016.02.25
- 未分類
コツとは?
我が家は、夫婦と子供たち3人の5人家族。今春より1年生となる末っ子の最後の発表会が先週末幼稚園でおこなわれました。長男、長女、次女と10年間通った幼稚園は、子供たちだけでなく私もその当時にお世話になりました。幼少時期の子育てにようやくコツがつかめてきたなと思っていたら終わってしまうこの感じ・・・。
住宅設計をしていると『こんな世界観をもつ家族がいるんだ。』と驚くことが毎回あります。インタビューでは聞こえてこないそれぞれ受け継がれてきた依頼者の家族の規範や文化などを感じるとるために、私はその家族に同化できる道具となり自分自身を変化させます。道具として変化することはとても刺激的な行為でありますが、負荷も大きく同化することが困難な時もあります。新しい依頼者が訪れると期待感と不安感が同時に湧き上がるわけです。このようにして仕上がる住宅を今週末いわき市でお披露目いたします。
いわきの家 完成見学会のお知らせ
http://www.aizu-yamayoshi.com/news/2016/02/post-76.php
『仕事というのは、ようやくコツがつかめてきたなと思ったときに終わりになっちゃうんだよな。』POPEYS827ポパイ3月号より抜粋
- 2016.02.12
- 未分類
ちょいと寄り道、ルーシー・リー展
現場の帰路、ちょいと寄り道、ルーシー・リー展。
ルーシー・リーは、1902年にオーストリアのウイーンで生まれ、ヨーロッパで戦争がはじまるとイギリスのロンドンに渡り、陶芸家としてたくさんの作品をつくりました。作品の多くは、日々の生活でつかわれるために作られた器なのですが、これがとても美しいのです。色も形も美しく、こころ揺すぶられる作品でした。
ルーシー・リー展 2016.01.16〜3.21 9:30〜17:00 郡山市立美術館
http://www.aizu-yamayoshi.com/news/2016/02/post-76.php
とても勉強になりました。
- 2016.02.09
- 未分類
今年はじめてのブログです!!
いつどのタイミングで書こうかしらと、ドキドキしながら時は過ぎ・・・ウメ花が開花してしまいました。
まずはご挨拶から!!『本年もよろしくお願いいたします。』
さて、何から書こうか迷いますが、本日は『いわきの家・完成見学会』のご報告からご案内していきます。震災復興工事のあおりの影響が多大であった福島県いわき市。安定のない資材供給や業者手配などノーマルな環境が望めず、1年強の工期延長をご家族にお願いしていました。ご迷惑をかけただろうなと感じています。そのお時間の分、切れ味良いデザインに仕上がったと自負しております。
遠方ではありますが、一見の価値ありの住居ですよ。
- 2015.12.17
- 未分類
暮らし方≠建て方。
こんにちは。よこやまです。
今日は、2016ふくしま家づくりの本について書いてみようと思います。この本は、福島県内で家づくりをお考えの方は、手に取られた経験があるのではないでしょうか。今回は取材型でなく広告型で掲載しています。とても気に入っている文章になりましたので下記にご紹介します。
主題名「お客様とともに紐解くご家族の暮らし方。」
会津山義では、お客様からご相談があった際、まず最初に「どんな暮らし方を望まれているか」をお伺いしています。わたしたちの感じ方では、この質問に明確な回答をもっているお客様はそう多くありません。なぜなら、お客様は「どんな家を建てたいか」という質問に対しての回答を準備されてくるからです。
わたしたちは、お客様にとって居心地のいい空間を一緒に考えたいと思っています。
家づくりの具体的なご相談はさておき、たとえば、ベランダで日向ぼっこがしたいな。庭にはこんな雑木を植えてみたいな。など、「何となく」なお話しからはじめてみませんか。
食の嗜好や大好きな本の話しでも構いません。そんな会話の中から「こんな家を建てたい」ではなく「こんな暮らし方がしたい」について想像が膨らむかもしれません。その上で、わたしたちがお客様の家づくりをお手伝いをするパートナーとしてふさわしいかをご判断いただければ幸いです。ご家族がその先、何十年と暮らす家について。
以上です。
- 2015.12.14
- 未分類
New balance.
下記の写真は、先日おこなわれました「三春町・下舞木の家」の完成見学会の写真です。
撮影室名は玄関室。
わかりますか?見学者のスニーカーのブランド社名がすべてNew balanceでした。
ある来場者の方は、「あら、偶然ね!!」って言ってましたが、私の見解は「やっぱり、そうだよね!!」でした。
実はですね、今回の完成見学会では広くご案内せずに、お忍びでの開催を試みたのです。
ちがう表現で言えば、実験を試みたのです。「完成見学会で実験なんて、とんでもねー野郎だ。」なんて言われそうですが、やっちゃいました。
私は設計作業に入る前に、依頼者の趣向や行動を観察しながらヒアリングにうつるように心がけています。
「この人の好みはなんだろう?」と。
観察の一つに設計依頼者の持ち物があります。
「この人はどうしてそれを身につけているのだろう?」
「なぜ、それを選択したのだろう?」と深堀りしていく作業が、プランの質高が可能になる気がしています。自己満足な作業かもしれませんが、ちょくちょくやっています。